私も栗。
ココスでおしゃべり。
ついでにモンブランを一つとって、友達と半分こ。
ちょっと形が崩れちゃっています;;;;
でも秋らしいデザートをちょっと楽しめました^^
下のスポンジはキライなので~~~友達に食べてもらいましたww
上にのっていた栗もおいしかったです。
オパール [le coffret à bijou]
オパールには2種類あります。
要するに、価値の高いものと低いものです。
(個人的には金銭的な価値観で石を見たくないのですが。気に入れば値段はどうでもよいですw)
価値の高いほうはプレシャス・オパールと呼ばれます。
その中でも色の濃いものをブラックオパールと呼び、オパールの中の女王、といったかんじです。
これもいろいろな色合いがあって、たくさんの呼び名がある石ですね。そして価値も様々。
銀河系を閉じ込めたみたいです。
日本人が好むのは白くて七色に輝くホワイトオパール。
オーストラリアにいたころ、オパール商のご夫婦と友達になりました。
気さくでおもしろい奥様が、オパールのことをいろいろと教えてくれました。
オーストラリアで人気が高いのはブラックオパールです。
5000ドルのものと50ドルのものを見せていただきましたが、もう、光り方が全く違うんです!
本物はまるで、スーパーカミオカンデで見た銀河系のようです。
ギャラクシーという、そのままの名前で呼ばれていました。
古代ローマの博物学者のプリニウスは、オパールの中にはエメラルド、ルビーサファイア、アメシスト
すべてが含まれている、と書いたそうです。
なるほど、そんな表現もできますね。間違いだけれど(笑)
ファイアーオパールという、燃える炎のようなオレンジ一色のオパールもあります。これはメキシコ産です。
ナポレオンの皇后だったジョゼフィーヌが、「トロイの炎上」という名のファイアーオパールを所有して
いたそうです。
ミュシャがデザインしたサラベルナールの腕輪。
アールヌーボで、ホワイトオパールが施されています。
この腕輪をはめてサラはクレオパトラを演じたそうです。
実は…ローマにノニウスという政治家がいて、見事な輝きのホワイトオパールを所有していたそうです。
それをアントニウスがクレオパトラにプレゼントするために所望しました。
ノニウスは断固拒否。そして怒ったアントニウスは、彼をローマから永久追放してしまったそうです。
クレオパトラがもらえなかった美しいホワイトオパール。
その腕輪をしたサラが、クレオパトラを演じるなんて。
数奇なめぐりあわせです。
これ、着物に似合いそうです^^
10月の誕生石。
石言葉は「安楽」。
大奥~男女逆転~ [Movies 2 C]
イトコに見せてもらって、原作を読みました。
うわ~、目からうろこ。これ、おもしろいと思いました。
昔からよく男女逆転のストーリーはありますが、ぶつかったりとかしてお互いの体と心が入れ替わるとか、
どうしてもコメディ調の設定でした。
日本の古典にも『とりかへばや』という男女逆転の物語がありました。
でもこれは、そんな入れ替わりではなくて、完全に世の中の男女の立場が逆転するという、大胆かつ
斬新な設定なのですよね。
江戸時代。
謎の疫病が流行って、なぜか男だけが死んでいくのです。
そのために男子の人口が激減して、世の中は病気に弱い男に代わり、女が働くようになります。
実在の歴史上の人物たちもそのままの名前ながらすべて女。
火消も駕籠屋も将軍もすべて女。
その代り花街にいる花魁も女郎もそのへんのヨタカもすべて男。
男は親に花街に売られて病気だろうがなんだろうが子種を売らないといけないのですw
大奥には将軍ひとりのために揃えられた美男が3.000人。
時代の将軍の父となるべく、嫉妬と陰謀渦巻く閉鎖的な世界で火花を散らしているのです。
貧乏旗本の長男、水野は、世の中一般の女たちにボランティアで子種を与えています。
幼馴染の商家の娘とはお互いに好意を抱いていますが、身分的にも結ばれない仲です。
彼はお家を救うために、大奥に入ることを決心するのです。
大奥は3代将軍家光の時代に春日局のアイディアで作られたと言いますが、大奥の仕組みを
知らなくても、ちゃんと説明をしてくれるのでわかりやすいですw
水野は下っ端からその剣の腕と男っぷりの良さで、着々とランクアップしていきます。
先輩の杉下の話す身の上がまた泣けます。さすが阿部サダヲ。
1 : 3000 の比率では、目に留まることもなく寂しく終わる者も多いことは誰だってわかりますよね。
実際の大奥でも、将軍の目に留まることなく自殺したり隠れて姦通したり、同性同士で慰めあうことも
あったと言われますが、この逆転大奥でも格上の者たちが格下のものをかわいがるということが普通に
行われていますw
佐々木蔵之助と玉木宏のラブシーン・・・う~ん;;;;
下っ端の少年たちが先輩たちにあこがれてきゃあきゃあいう様子は、女子高生みたいw
衣裳が素晴らしいですね。原作を再現した黒い裃(かみしも)も美しいできでした。
幼少の家継が亡くなって紀州から吉宗がやってきます。
享保の改革でしられる吉宗は、質素倹約家です。そんな吉宗の衣裳も、地味に見えながら上質で
すばらしい。
吉宗の偏屈ぶりと知性を、柴咲コウが演じています。
鋭い視線がすばらしいですね。
きらきらしい大奥の男たちを鼻で笑うところがかっこいいですww
とにかく、どうなっちゃうの? とつい見入ってしまう原作でしたが、この映画はほぼ原作に忠実に
作られていました。
最後は「ふ~~ん」とつぶやいてしまいます。
見たことのあるかたは、意味が分かっていただけると思いますw
恋せよ乙女 [WAKA]
思へかし いかに思われむ 思はぬをだにも 思ふ世に
訳: あなたからいとしいと思ってごらんなさいな
その相手からも、きっとどれほどでも愛されるでしょうから。
自分のことを思ってもくれないひとさえも
いとしく思うこの世の中。
思ってくれる相手ならば、さぞかし思い返してくれるでしょうよ
『閑吟集』より。
私はこんなふうに、一つの言葉を変化させて繰り返し畳み掛けるように使う言葉遊びが大好きです。
「思はぬ」とは、片思いのこと。
きっと、片思いに悩む女性に、恋愛経験豊富な女性が「あなたから告っちゃいなさいよ!!」と
励ましているような、そんな感じです。
でもこればかりは、自分が好きならば相手も好きになってくれるという確率は100%ではないので、
ちょっと信憑性が薄いですねww