罰としての永遠の命 [Mythologyのみそ]
海神ポセイドンの娘(孫という説も)と全能の神ゼウスを両親に持つシビュレ。
彼女は洞窟に住む巫女であり予言者でもあります。
彼女は太陽神アポロンから求愛され、これを受けました。
アポロンは求愛を受けたお返しとして、彼女に永遠の命を与えました。
この場合、不老不死ということですね。
両親ともに神の血筋なのに、彼女の場合は不死ではなかったのでしょうかね?
しかし、彼女は心変わりしてのちにアポロンの求愛を拒みました。
気を悪くしたアポロンは、今度はお返しならぬ仕返しをしました。
その仕返しとは…
永遠の命を得る、しかし、永遠に年を取り続ける、という呪い。
おそろしい罰です。
罰?
心変わりの…呪い、ですね。
それは…
手に握れる分だけの、砂粒ほどの数の命。
アポロンに捕えられ、彼の神殿で鳥かごのようなものに閉じ込められて吊るされていたそうです。
「お前の望みは何だ?」と尋ねられると、「死にたい」と答えたそうです。
心変わりがいけないのか、男のプライドがあまりにも尊大なのか。
あるいは神のくせにアポロンが幼稚なのか。
神話の神々は時々とても心が狭くて、そこがとても人間ぽいです。
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しばらく、週に1,2回のアップになります。
なんかすごい話ですねえ。
アポロンってこの手の話が多いような...
by ナツパパ (2015-08-30 13:38)
いきなり科学的(?)に分析すると、「永遠に老いる」とは?
えぇぇ?それって、まったく自然な常態(変な言葉だなぁ)ですよね?
命とは、生とは、死とは、また別の命題(?)なのでしょうがぁ・・・。
(まったくアポロ様とアマテラス様はツッコミ所が満載だぁ!)
by hanamura (2015-08-30 14:08)
nice、ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。
by しばちゃん2cv (2015-08-30 18:02)
歳をとらないというテーマでいえば、映画「The Age of Adaline」を機内で観ました。
ちょっとマンガチックでしたが、楽しく観入ってしまいました^ ^
by またじ (2015-08-31 06:29)
槍ヶ岳北鎌尾根で遭難死された松濤明氏が凍傷の手で手帳に綴ったメモに、
今 一四時 仲々死ネナイ 漸ク腰迄硬直ガキタ、全シンフルへ、有元モHERZ、ソロソロクルシ、ヒグレト共ニ凡テオワラン
と死を覚悟した記述の後に、
我々ガ死ンデ 死ガイハ水ニトケ、ヤガテ海ニ入リ、魚ヲ肥ヤシ、又人ノ身体を作ル、個人ハカリノ姿 グルグルマワル
と書き残されています。
上でhanamura が記されているのと同じようなことを思いました。常態かと。
それとも、生き物すべてアポロンの仕返しのせいでこうなったのかなあ。
by ojioji (2015-08-31 10:30)
たくさん並んでいるお店の看板やディスプレイに
ガメつさが感じられずに、本当にセンスがいいですねぇ☆
日本にも「真似」してるショップは数多くありますが、
本場とはどこかが違います(~~)
日本の場合は全てを完成させてしまっているので余裕が
感じられない気がします。
フランスの商店街には温かみが感じられますね(^^)
by TERU (2015-08-31 12:59)
拙コメントでhanamura 様に敬称が抜けております。ご無礼をお詫びします。
並びに、承認されたコメントが表示されるということをうっかりして、何度も送信していた気がします。重ねて、お詫びいたします。
by ojioji (2015-09-05 02:37)
ギリシャ神話は残酷なものが非常に多い。
神と云いながら非常に人間くさい。
by U3 (2015-09-07 15:36)
茨城の川の氾濫がすごそうですが、大丈夫なのかな?と思いました。
by moritake (2015-09-10 23:36)
ご無沙汰してます。台風すごかっですね。そちらは大丈夫でしたか。
大雨特別警報がでて大変でしたね。自宅の浸水はありませんでしたが、川近くの人たちの被害は甚大でしたね。
by SIBA-dog (2015-09-12 14:16)