学問の女神と新プラトン主義 [Paintings]
ボッティチェッリの描く女性が好きです。
モデルがいることは以前にお話ししましたが、実に美形で品があります。
ヴィーナスの誕生やプリマヴェーラはとても有名です。
こちらは『パラスとケンタウロス』。
パラスとは学問の女神で、実はアテナの別名でもあります。
アテナはゼウスから生まれた彼の愛娘ですね。
ポセイドンとの守護神争いをして彼女が勝ったため、ギリシアの首都はアテネとなったのでしたよね。
その時に植えたのがオリーブ。
この絵の女神も、オリーブの冠をかぶり、その着衣にオリーブをまとっています。
オリーブは平和の象徴です。
彼女が着ている薄絹には、丸い輪っかが組み合わされた模様に縁どられています。
これは彼の雇い主である、メディチ家の紋章の一つだそうです。
この絵はロレンツォのために描かれました。
女神に髪をつかまれているのがケンタウルス。
半神半獣のケンタウルスは、人間の動物的な欲望を象徴しています。
つまり、女神は理性、ケンタウルスは欲望ということです。
・・・・ヘタすればカツアゲしている女番長のようでもありますが(笑)
パラスの視線は、どこに向けられているのでしょうか。
見る人によって解釈が微妙に違ってくるかもしれない、なんかちょっとミステリアスな絵ですね。
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お知らせ
いつもありがとうございます~^^
すみません、週末、忙しかったために回りきれていません>_<
そしてまたまた忙しくなってまいりました。
それなのにソネットはフリーズしてばかりでなかなかお返しにもうかがえないという不可抗力の
状態です。
これから更新はたぶん2~3日ごとになると思います。
でもなるべく、皆さんのところにはお邪魔したいと思います。
世間知らずだった私も、日本のあちこちのいろいろなことに詳しくなることができてきたのは、
ひとえに皆さんのおかげです^^
あいかわらずあまりコメントなど残せないと思いますが・・・(*'ω`*)ゞ
そんな私ですが、これからもよろしくお願いします^^
Thank you for being here [Lorem ipsum (創作)]
まだほんの、生まれて8年くらい経ったころ
ある朝突然に、自分の存在理由について考え始めたことがあった
この世に生まれたことはすごい確率で幸運だけれど
そんな私も生きていればいつかは死ぬのだと
眠れないくらいこわかったけれど
自我への刺激にはなったみたい
大人になって思うことは
ひとは一人では生きられないということ
誰かをおもって、誰かにおもわれて
おもいあって生きていくのだということ
この世のすべてのおかあさんたち、
彼や彼女を生んでくれてありがとう
私の周りの大切な人たちを
生んでくれてありがとう
世の中で起こることは偶然でも必然でも
どちらだってかまわないと思う
ただ、誰かの人生と自分の人生が交差することを
すてきなことだと思えればいい
私が今を生きているのは、きみたちに会うため
ひとも空も草木や花や動物も
やがてすべてにお別れをするときまで
私が目にするもの、出会うものたちを
大切に思って、いきたいな・・・
でかいか
スーパーで見かけた紅いか。
周りのお刺身パックと比べると、ゲソはいれずとも1mはあります☆
一応、6千円というお値段がついていましたが、売れることは期待されていないようです。
だれか買ってたりして?
癒しの香り。。。
ラヴェンダーのリップバウム。
天然香料で作られています。
隣に見えるのはレモンです。
ラヴェンダーは癒しの香りですが、リップとしては苦手~という方も多いのではないでしょうか?
でも、寝る前に塗ると、安眠できていいですよ。
これ塗って蒸気のアイマスクのラヴェンダーの香りをして眠れば、ストレスも吹き飛びます。
やっぱり天然香料がいちばんよいです~^^
ボヘミアングラス [J'adore]
私にとってどちらかといえば、秋や冬などの寒い季節を連想させるのが、ボヘミアングラスです。
ガラスといえば透明感から夏を想像しますが、東欧のガラスは、どこか寒さを想像させるのです。
たぶん、赤い色付けがされていて、切子にろうそくのゆらめくともしびが透けて見えると、
寒い季節に見つけたほっとする明かり・・・というようなイメージがあるからでしょうか。
チェコのガラスは大昔にブレスレットやほかの装身具として発達しました。
9世紀にはボヘミア、モラヴィア、シレジアが主に有名な産地でした。
モラヴィア王国が滅亡した後はボヘミア王国がその技術を引き継ぎました。
ボヘミア王国が滅亡後は、神聖ローマ帝国下で作り続けられていました。
中世に入ると、教会のステンドグラスやバラ窓、そして吹きガラスによる食器の生産が始まりました。
17世紀には、宝石をカットする技術が発明され、それがガラス工芸にも取り入れられて、現在の
ボヘミアングラスの特徴の一つであるカッティング製法が生まれました。
ヴェネチアングラスは先に発達していて、優れた技術と製法を確立していましたが、技術の管理法の
あまりの厳しさから、ヴェネチアの職人たちは逃亡して、ヨーロッパ中に散らばりました。
フランスのガラス工芸に多大な影響を与え、たとえば、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間のシャンデリアを
作りました。ボヘミア地方にもヴェネチアの製法と技術が伝わりましたが、もととなるガラス素材が
合わなかったようですね。→ http://niki310.blog.so-net.ne.jp/2011-05-21-4
一時、ヴェネチアングラス風になりましたが、紆余曲折を経て独自の手法を確立していきました。
「ゴールドサンドウィッチグラス」などがそれです。
模様を彫刻した金箔や銀箔を、ガラスとガラスの間に挟み込むという手法です。
作品は現存しているけれど、手法はすたれてしまったとか。
赤といえば、ヴェネチアングラスも外せませんが、どうして、どこか違いますね。
これからの寒い季節、切子のボヘミアングラスで赤ワインをろうそくの明かりのもとで飲んだり、
モルトウイスキーをいただきながら夜長の読書なんて、いい感じでしょう?
あ、ちなみに、この地方のガラスの成分から、キュリー夫妻はラジウムとポロニウムを発見したそうです^^