Les Nymphéas [Paintings]
テュイルリ宮殿は、カトリーヌ・ド・メディシスによって建てられましたが火事で焼失、今では庭だけが残っています。
その片隅にあるのがオランジュリ美術館。
もとはテュイルリのオレンジの温室だったから、その名がついたようです。
1926年にモネは86歳で亡くなりました。
生前に彼は睡蓮の絵をフランスに寄贈する約束を、クレマンソーとまとめていました。
そして1927年にモネの睡蓮を自然光で展示することを目的に、オレンジの木を取り除いて美術館にされたらしいです。
Les Nymphéasとは、モネが作った言葉だと聞いたことがあります。
その展示室に入ると、あの有名ななが~い睡蓮が。
いやもう、午後3時、人でごった返す部屋ではほかの人が入らないように撮るのが精いっぱいです。
午前中に開館とともに入ればけっこうゆっくり見られるらしいですので、訪れる予定の方は朝一番がよろしいかと思います。
モネは光にこだわり続け、亡くなるまでの31年間に多くの睡蓮の絵を遺しました。
彼のこだわりを考慮した展示の仕方なんて、粋ですね。
朝の睡蓮の池・・・
ずっと眺めていたくなります。
その片隅にあるのがオランジュリ美術館。
もとはテュイルリのオレンジの温室だったから、その名がついたようです。
1926年にモネは86歳で亡くなりました。
生前に彼は睡蓮の絵をフランスに寄贈する約束を、クレマンソーとまとめていました。
そして1927年にモネの睡蓮を自然光で展示することを目的に、オレンジの木を取り除いて美術館にされたらしいです。
Les Nymphéasとは、モネが作った言葉だと聞いたことがあります。
その展示室に入ると、あの有名ななが~い睡蓮が。
いやもう、午後3時、人でごった返す部屋ではほかの人が入らないように撮るのが精いっぱいです。
午前中に開館とともに入ればけっこうゆっくり見られるらしいですので、訪れる予定の方は朝一番がよろしいかと思います。
モネは光にこだわり続け、亡くなるまでの31年間に多くの睡蓮の絵を遺しました。
彼のこだわりを考慮した展示の仕方なんて、粋ですね。
朝の睡蓮の池・・・
ずっと眺めていたくなります。
水の庭 0 [Paintings]
モネは一番目の妻のカミーユを亡くしてから、少し画風が変わったといわれます。
貧しく苦しい時代を共にした、結婚期間は短かったものの恋人期間の長かった最愛の妻。
二番目の息子を生んでまもなく、ヴェトイユでなくなってしまったのです。
その死の床で、モネと正式な結婚式を挙げていなかったカミーユとの司祭立会いの結婚をすすめたのは、のちに2番目の妻となるアリスだったそうです。
モネの貧しく、もっとも幸せだった時代。
それはアルジャントゥイユの親子3人の暮らしだったのかもしれません。
そしてたぶん、ジヴェルニーでの大家族での暮らしは、彼の人生でもっとも穏やかで平穏な時代でしょうか。
二番目の妻と結婚して、その連れ子たちも含めて合計8人の子供たちを養い、絵も認められジュヴェルニーに家を買いました。ようやく余裕のある暮らしを始めても、心の奥底では、亡き妻の面影を抱きつづけました。
二番目の妻の連れ子、自分の長男、そして二番目の妻の死。
家族の多くが、彼をのこして亡くなりました。
いつしか人物画が少なくなってきて、彼は風景画を多く描くようになりました。
なかでも、水辺の風景、特に睡蓮の花に惹かれたようです。
白内障を抱えながら、モネは水の庭を描きつづけます。その数は300点にも及ぶと言います。
5人の庭師を雇い、珍しい草花を植え、モネはひたすら、花を描きつづけました。
水はどこか、人間を惹きつけます。
モネが水に惹かれたのは、その向こうに亡き家族の面影を求めたからなのかもしれません。
水の庭で、モネは亡くなるまで睡蓮を描きつづけました。
亡きいとしき人たちの面影を求めて、水の庭で・・・
The Garden of Earthly Delight① ~エデンの園~ [Paintings]
私が今までに目にした絵画の中でも、最も印象に残る絵のベスト10に間違いなく入る絵。
それはこれ、ヒエロニムス・ボスの『快楽の園』。
彼はダヴィンチとほぼ同時代の画家ですが、15世紀の人にしてこの発想、ぶっとびの才能です。
第一印象は、「・・・なんじゃこりゃ?」なのですが、見れば見るほど楽しくなってしまいます。
観音開きの三枚一組の絵ですが、扉を閉じてある状態では混沌とした天地創造の世界がまぁるく地味に描かれていますが、ひとたび開けば、奇想天外摩訶不思議な世界が広がります。
こんな宗教画は唯一無二。
まずは向かって左側の世界について見て行きましょうね。
ここはエデンの園。
真ん中のピンクの塔は「生命の樹」。
それは「生命の泉」の中に立っています。
右て後ろには黄色い塔。
らせんを描くありんこのような点々はトリのようです。
左手奥には岩山。
フィールドには架空の、あるいはリアルの、あるいはリアルの何かと何かのキメラ体のような動物たちがたくさんいます。生命の樹の左手にはゾウ、水を飲む馬たち。
右手にはキリンと、獲物を襲うライオン。
必ずしも平穏ではない、捕食者と被捕食者がいます。
画面ちゅう間の右手には岩がありますが、なんとなく人の横顔にも見えます。
トロンプルイユなのかな?
そして画面手前。
真ん中のピンクの衣の人は創造主です。
深い眠りから覚めたばかりの向かって左手に座っているアダムに、イヴの手首を取って彼女を紹介しているところです。
アダムの背後の木はドラゴンツリーだそうで、永遠の命の象徴。
あ、木の根元近くにはなにか小動物をとらえたにゃんこがいます。
アダムの下の白黒の鳥はかさあぎで、曖昧さを表します。
アダムは神様の言葉なんて聞いちゃいません。
目の前の美しい「女」、イヴをガン見しています。
イヴは創造主に手首をつかまれながら、ガン見してくるアダムの視線を避けています。
恥じらうような視線のそらし方ですが、一方で自分の美しさに自信があって、自分のことをアダムにガン見させるがままにしているのですって。
イヴの後ろにはウサギちゃん。繁殖の象徴ですって。
ここで一つのポイントは、生命の樹=創造主
ゾウ=アダム
キリン=イヴ
と対照することだそうです。
キリンは首が長いでしょう? 高慢を意味していて、ゾウは鼻が長い、鼻の下を伸ばしているアダムってことでしょうか(笑)? ちなみに、キインのわきにいるのはたぶんカンガルー。
画面右下には深い穴? 真っ黒い淵があって、これまた奇天烈なトリやアザラシもどきがいます。
全体的には大航海時代が始まってアフリカやら大西洋の島々やらの存在が知れ渡ってきたころなので、ボスが人づてに聞いたり本を読んだりしてエキゾティックな動物たちを描いたのでしょう。
エデンの園とはいっても、なにやら間もなく「初めての罪」がおきますよ・・・と言っているかのようなハラハラドキドキの雰囲気です。
当時のヨーロッパの人々は、水平線の向こう側は絶壁で、そこまで行ったら滝つぼのようなところにまっさかさまに落ちる~と本気で信じていたようですね。
まさに宗教観が科学の発展を悪魔の仕業として遅らせていた時代だったので・・・
もしやこれは、
そういう当時の社会に対する・・・皮肉?
・・・なぁんて、思ったりして。
次は真ん中の絵に続きます。
The Garden of Earthly Delight② ~快楽の園~ [Paintings]
さて、真ん中の絵です。イチゴ絵。
なぜか「イチゴ絵」と呼ばれるのは、実際にイチゴが描かれているためです。
こんなふうに↓
ここは人間たちの楽園です。
およそ500人の男女が快楽にふけっている様子を描いています。
あ、ハダカのひとがいっぱい~と、喜ぶのはお子ちゃま。
この絵のレトリックは大変に奥深いのです。
ちなみに、イチゴは肉欲と堕落のシンボルだそうです。
あちこちでイチゴをむしゃむしゃと一心不乱に食べる人々。
イチゴではないが、木の実(ベリー)を巨大なトリからもらおうとする人々。
みんなハダカですが、肉感的な感じではないので俗ないやらしさはありません。
でもお尻から花が出ていたり、スケキヨなみに泉に頭を突っ込んでY字開脚する人や、ホントに「なにやってるの?」と訊きたくなる人がいっぱいいます。
透明のカプセルみたいなものに入っていたり、ピンクのカプセルに乗っていたり、そりゃもう、半狂乱な状態ならば楽しそうな感じです。
フクロウも描かれていますが、これは盲目の象徴。タマゴみたいな者たちは世界の始まりを意味するのだそうです。また、よく見るとあちこちに異教徒や異人種も描かれています。だから宗教に関係なく、肉欲は世界共通だということでしょうか。
この絵の中には500人くらい人が描かれているそうですが、お腹の大きな女性は一人だけいるそうです。
男女が一対一で一緒にいるわけではないところも、なにか意味深です。
中央の泉のなかの人々は、それぞれ1,2,4,7,12人。
これは、年、昼夜、式、週、月の数だと言われます。
その周囲を巡る動物や人々の輪は、永遠に終わりのない時を表します。
よく見ると、同性愛者もちらほら。
当時の宗教ではタブーだったものです。
この絵の解釈については様々で、すべては解き明かされていないそうです。
すべてディコードできたら、どんなにかすっきりするでしょう?
真実は画家のみぞ知る?
次はジゴクの絵に続きます。
The Garden of Earthly Delight③ ~ジゴク~ [Paintings]
3枚目はジゴクです。
ボスのお得意は想像上の怪物を描き出すことだそうですが、ここにも奇怪な生き物がわんさか描かれています。
燃え上がる街、血の池地獄、楽器の拷問道具。
お尻に譜面を書かれた人もいます。
いたるところで悪魔が堕落した人間たちに責め苦を与えています。
目立つのは半身が空洞の大きな男。
腕と見て、関節は脚でしょうか? それらが木の幹のように見えるので「木男」と呼ばれているようです。
胴体の中は居酒屋? 振り返るカオは結構不気味。
頭の円盤の上にはピンクのバグパイプのような、心臓のようなモノ。
これは女性器の象徴と言われますが、それが男の頭の上にあるあたり、実に人間ぽいです(笑)
二つの、槍で突き刺された耳から出るナイフ。
戦車のように人々を踏み潰しています。
何でしょうねウワサとか言動に関係あるのでしょうね。
右下の青っぽいのは悪魔。
たぶん便器なのでしょう、穴の空いた椅子に座り、口から飲み込んだ人間を下部の穴の中にダイレクトに排出しています。これ、怖いというよりどこか皮肉めいてユーモラスです。暴食の罪を罰していると言われています。
悪魔の足元でお尻の鏡を見せられて気絶した女性は、虚飾の罪ですって。散らばったトランプや頭の上のサイコロは賭博の罪の象徴。
お金を排泄している人は、物欲の罪でしょうか。
右下の隅には、尼にふんしたブタに迫られている人。
この当時の教会に対する批判を風刺している、とも言われます。
見れば見るほどさまざまな意味が込められているようで、あれこれ考えてしまいます。
一人の人の想像力がこれらの世界を生み出したということに驚きです。
機会があれば大きい画像で見てみてくださいね。
夕方の娘たち and season's greeting [Paintings]
ヘラクレスがチャレンジ中の12の難業のうちの11番目は、ヘスペリデスの園から黄金のリンゴを盗んでくるというものでした。
この園はアトラスの娘たちが、ヘラの黄金のリンゴを守する、この世のはるか西の果てにあると言われる美しい園でした。
三人の娘たちは夕方の娘・・・ヘスペリデスと呼ばれていました。
フレデリック・レイトンのこの絵には、様々な象徴が見られます。
楽園の中心にある、黄金のリンゴの木。
大地の女神ガイアから、孫娘ヘラへの贈り物だそうです。
木を守るのは三人の女神。
「緋色」を意味するエリュティア、
「輝き」を意味するアイグレ、
そして「日没の輝き」を意味するヘスペラレトゥサ。
彼女たちと黄金のリンゴの木に巻き付いているのは大蛇のラドン。
ドラゴンであるという説もあります。
ラドンは絶対に眠ることなく木を守っています。
下方の2羽の白い鳥はツルだそうです。
1羽が飲んでいるのはアンブロシア。
これは神々のもので、飲めば誰でも不死身になるのです。
ヘラクレスはなんとかヘビを殺してリンゴを奪うことに成功するのですが、
リンゴを失った夕方の娘たちは悲しみに暮れ、絶望し、罰としてポプラと柳とニレの木に、それぞれ姿を変えられてしまったそうです。
ちなみに、この時ヘラクレスに殺されてしまったラドンは、悲しんだヘラによって竜座として、空にあげられたそうです。
********************************
2014年もいつの間にか終わりですね。
これは今年最後の記事です。
今年も皆さんの記事で楽しませていただきました。
知らないこともたくさん知ることができたし、コメントもたくさんいただいたりして、
とてもうれしかったです。
前半はかなり長い間お休みしたのですが、読者登録してくださったほとんどのかたがたも、そのまま見捨てずにいていただいたことはとてもうれしかったです。メンタル面でも体調面でも前半は結構つらかったですが・・・完全に復活です!(笑)
戻ってきたときに皆さんの温かいメッセージを拝読して、ソネブロはホントに居心地が良いなぁとしみじみと思いましたっけ。
かわいいわん・にゃんやほかの動物・魚たち、お散歩写真、お料理お写真にお店情報、愚痴やためになるお話、本の情報や音楽、かわいいお孫ちゃんやお子さんたち、地域の色々な情報、手作りの素敵な作品イラストや美しい自然の写真、旅行やかっこいい乗り物の写真や記事、素敵な言葉たち、すてきな感性たち、ほんとうに楽しませていただきまして、ありがとうございました。
来年も、楽しませていただきますね。
みなさんは私の知識の泉です^^
どのようにお正月を過ごされますか?
私は冬眠したいですが人間なのでかなわず・・・家にこもって本を読みます!
そして一日一回はウォーキングします。
お正月は甥たちに百人一首を仕込む予定です。
大人たちも巻き込んでみんな強制的に参加させます(笑)
初日の出?
皆さんのお写真で拝ませていただく予定です(ちゃっかりと)。
絶対に、あのかたやあのかたやあのかたの、素敵な写真がUPされると踏んでおりますので・・・
(o^-^o)
今年の年末はぜんそくの薬のおかげで調子が良いです。
初詣はすいた頃に行く予定ですw
皆様も素敵なよき年をお迎えください。
そして来年もよろしくお願いいたします。
niki
密通 [Paintings]
ヘラがゼウスの浮気性に頭に来て、独りで生み出したのがヘパイストス。
母親のヘラでさえ、ヘパイストスのあまりの醜さに彼を放り投げてしまったとか。
でもヘパイストスはアキレウスの母である海の精霊に拾われて、無事に成長します。
成長した彼は神の世界に招かれて、鍛冶の神となりました。
相変わらず容姿は醜いままでしたが、世界一美しい女神を妻にします。
アフロディテです。
でもアフロディテは戦争の神アレスを愛人にして、密通を重ね続けます。
アレスは戦いとそこに流される血をこの上なく好む軍神で、容姿が美しい青年でした。
密通、とはいっても、知らぬはヘパイストスのみ。
だれだってアフロディテの浮気のことは知っていました。
気の毒に思った太陽が、そっとヘパイストスにその真実を耳打ちします。
激怒した彼は浮気現場を抑えて、他の神々とともに二人に恥をかかせようとします。
結果はみごと彼の思惑通り、でもかえって神々は、「アフロディテと愛し合えるなら、こんな目に
遭うくらい、どうでもないさ」と言い合います。
密通がばれても二人の仲は続くのです。
不義の子を三人も生んでしまったくらいです。
この絵はボッティチェッリが描いたアフロディテとアレスです。
情事のあとに、アレスはしばしのまどろみの中。
彼の脱ぎ捨てられた武器や甲冑は、半神半獣のサティロスたちの遊び道具となっています。
これはある富豪の婚礼道具に描かれたものだそうです。
確かにベストカップルですが・・・不倫カップルが婚礼祝いって・・・・;;;;
それに、ヘパイストスの立場がないですねww
Aunnciacion [Paintings]
エル・グレコは16世紀のスペインの画家ですが、この呼び名がスペイン語で「ギリシア人」を
あらわすとは、よく知られた話ですね。
本名はドメニコス・テオトコプーロス。
本名だとピンときませんwww
あまりに画風がユニークだったから、スペインの宮廷画家になることができなかったのですって。
フェリペ2世って、けっこう保守的だったのでしょうか。
先日はダ・ヴィンチの『受胎告知』を紹介しましたが、今回はエル・グレコです。
最後は宗教画家となった彼の、キリストの生涯を描いた連作の一つです。
まず、何よりも筆致がユニーク。
なんていうか、南米の大都市のスラム街の壁に描かれた都市アートと言っても、知らない人は
信じてしまいそうな。
今見ても、なんか新しい感じがします。
天使たちがこんなに暗い、力強い色彩で描かれているところもほかの宗教画とは違うような。
独特の世界観で、見れば見るほど惹きつけられます。
異端とみなされて、この絵ではないほかの絵のせいで教会から破門させられそうになったようです。
それだけ、この時代には彼は新しすぎたのかもしれなかったですね。
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みなさんへ。
クリスマス寒波がやってきたようですね。
めちゃ寒いです!
歯のせいか、首がひどい寝違えのように痛みます☆
PCも辛いのであまり時間をかけられないですが、まだまだ、300人近い皆様に
挨拶返しが終わっておらす・・・・気長にきなが~~~に、お待ちください>_<
心配していただきまして、ホントにホントにうれしいです
年内はこのままのペースが変わらないと思いますが、ぼちぼちやっていきます。
来年は復活しますね~~ww
首は冷えピタで冷やしていますw
それにしても寝ようとして横になると寝返りが打てなくてかなりジゴクです☆
ところで、今日は24日。キリスト教徒でなくても、日本人ならば別の意味ではしゃげる日ですw
もちろん、大人はお仕事ですが・・・
ちいさなお子さんたちには楽しみな日でしょう?
日本ではワカモノたちは好きな人と過ごすみたいな感じですが、本来はお祈りに行ったり、
家族と過ごすようですね。
あ、昔オーストラリアにいた時に、クリスマスに働いたら給料3倍貰えましたっけww
今週はあと1回、歯医者に行きます。
この際、きっちりと悪いところをすべて治療しちゃえ~~と思っていますw
ちまたではノロちゃんやインフルエンザが流行り始めていますね。
みなさんも年末の手洗い・うがい、そして健康管理にはじゅうぶんにお気を付けくださいね。
それでは、お正月になるかもしれませんが、それまでにお会いしましょう~~!
ヾ(・д・。)See U~!
学問の女神と新プラトン主義 [Paintings]
ボッティチェッリの描く女性が好きです。
モデルがいることは以前にお話ししましたが、実に美形で品があります。
ヴィーナスの誕生やプリマヴェーラはとても有名です。
こちらは『パラスとケンタウロス』。
パラスとは学問の女神で、実はアテナの別名でもあります。
アテナはゼウスから生まれた彼の愛娘ですね。
ポセイドンとの守護神争いをして彼女が勝ったため、ギリシアの首都はアテネとなったのでしたよね。
その時に植えたのがオリーブ。
この絵の女神も、オリーブの冠をかぶり、その着衣にオリーブをまとっています。
オリーブは平和の象徴です。
彼女が着ている薄絹には、丸い輪っかが組み合わされた模様に縁どられています。
これは彼の雇い主である、メディチ家の紋章の一つだそうです。
この絵はロレンツォのために描かれました。
女神に髪をつかまれているのがケンタウルス。
半神半獣のケンタウルスは、人間の動物的な欲望を象徴しています。
つまり、女神は理性、ケンタウルスは欲望ということです。
・・・・ヘタすればカツアゲしている女番長のようでもありますが(笑)
パラスの視線は、どこに向けられているのでしょうか。
見る人によって解釈が微妙に違ってくるかもしれない、なんかちょっとミステリアスな絵ですね。
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お知らせ
いつもありがとうございます~^^
すみません、週末、忙しかったために回りきれていません>_<
そしてまたまた忙しくなってまいりました。
それなのにソネットはフリーズしてばかりでなかなかお返しにもうかがえないという不可抗力の
状態です。
これから更新はたぶん2~3日ごとになると思います。
でもなるべく、皆さんのところにはお邪魔したいと思います。
世間知らずだった私も、日本のあちこちのいろいろなことに詳しくなることができてきたのは、
ひとえに皆さんのおかげです^^
あいかわらずあまりコメントなど残せないと思いますが・・・(*'ω`*)ゞ
そんな私ですが、これからもよろしくお願いします^^
。☆。・。星々の夜。☆。・。 [Paintings]
これは『晩鐘』を描いたジャン=フランソワ・ミレーの描いた、『Nuit Etoilee(星が多い夜)』です。
あ、なんか、何か別の絵が思い起こさせられる・・・と思いましたか?
・・・そう、ゴッホの、あのぐるぐる巻いた星空の絵ですね、たぶん。
実は、ゴッホはミレーを敬愛していて、その作品からインスパイアされたものも少なくはないそうです。
有名なのはサン・レミの精神病院の窓から見たあの星月夜ですが、この絵に感動して、星空を描いた
らしいです。
ミレーと言えば農民の素朴な姿を描いたバルビゾン派ですが、こんな絵もあるのですね。
ゴッホの『星月夜』はこちら。→ http://niki310.blog.so-net.ne.jp/2011-04-14-24