エミール・ガレのガラスたち。 [J'adore]
ガレはフランスのガラス工芸職人でした。
フランス東部の陶芸工場の息子として生まれ、ドイツに留学してガラス工芸を学んだそうです。
アール・ヌーヴォーの中心的存在として、美しいデザインをたくさん残しました。
蝶の花瓶。素敵です。
ガレの魅力は、光がなくても内側から光があふれるようなガラスの美しさにあると思います。
なんだかんだいっても、美しいものは美しくて、人を魅了するんだなぁと感じます。
涼しげなアイリス。
ガラスの表面に別の種類のガラスをはり付ける「マルケトリ」という製法がよくとられたようですね。
地のすりガラスの美しさったら…うっとりです♪
彼がアール・ヌーヴォーの代表的な図柄である植物や昆虫のモチーフをたくさん用いていることには、
何の不思議もないです。
日本的なデザインです。
なぜなら、彼は40歳の時にある日本人の画家に出会い、日本美術の素晴らしさについてたくさん教えてもらったのです。
彼自身も日本文化を深く研究しました。
それに、おじいちゃんは植物学者だったので、幼いころからよく一緒に森の中を歩いたのです。
フランスに生まれてしまった日本人のように、彼は日本美術に大きく傾倒してゆきます。
水墨画を透明のガラス花瓶に写したこともありました。
だから彼のモチーフには、日本的なものが多いし、それが「ジャポニズム」という流れになっていったのです。
日本人が彼の作品を愛する理由も、彼が日本美術を愛し、尊敬していたことを無意識に感じ取るからなのかもしれないですね。
このピルケース、ほしいです~
「私の根源は、森の奥にある。小川の岸辺、苔の中に」と、工房のドアには刻まれていたそうです。
学生時代に哲学や植物学、文学で優秀な成績を収めたガレは、きっと繊細で思慮深い人だったのでしょう。
形が優美です。
美しいものを見ると幸せな気分になります。
たぶん、脳が刺激されてエンドルフィンが放出されるのだと思うのですw
美しいものを作り出せる人もすごいと思います。
感性でひとを感動させることができるなんて、ほんとうに素晴らしいです。
現在でも彼の作品は高額で取引されているようですね。
でも、値段はどうでもいいのです。
絵も彫刻も陶器もガラスも、その作品に心惹かれるかどうかが大切です。
もし自分が高価な作品よりも安価な作品に惹かれたとしても、美意識が狂っているとか、
物の価値がわからないというわけでは、けっしてないですよね。
自分の感性がその作品と合えば、それだけでいいのです。
「あ、これ好き」で、いいと思います。
多くの人々に時代を超えて好感を抱かせる、やはりガレはすごいアーティストですね。
Supermarket!! [J'adore]
どこの国に行っても、スーパーマーケットに必ず行きます(笑)
だってその国の物価が一目でわかるし、現地の人がどんなものを使ったり食べたりしているのかが
一目でわかるからです。
オーストラリアのスーパー(というか外国のはみんな)キロ単位です。
野菜も果物も好きなだけ袋に詰めて、近くのはかりにのせます。
お味見もできます。
ブドウをぱくっと。
ふふふ。
そんな楽しみもあるのです^^
カラーラの蚤の市 [J'adore]
オーストラリアのカラーラでは、月に2回ほど(だったかな?)蚤の市が開かれます。
いくばくかのお金を払ってエントリーすれば、自分の店を出すこともできます。
ここで、ビーズのアクセサリーを一日売ったことがあります。
お客と話して、隣のお店をひやかして、果物のお店で買ったイチゴやリンゴを食べて、
あっという間に一日が過ぎました。
もうけは24ドルくらい(笑)
でも楽しかったので、良しとしました。
帰りにスーパーによって、そのお金で白ワインを買って帰って、友人たちと飲みました。
いくばくかのお金を払ってエントリーすれば、自分の店を出すこともできます。
ここで、ビーズのアクセサリーを一日売ったことがあります。
お客と話して、隣のお店をひやかして、果物のお店で買ったイチゴやリンゴを食べて、
あっという間に一日が過ぎました。
もうけは24ドルくらい(笑)
でも楽しかったので、良しとしました。
帰りにスーパーによって、そのお金で白ワインを買って帰って、友人たちと飲みました。
ドーム兄弟のガラス・・・涼しげなそれらの美しさ [J'adore]
ロレーヌ地方出身のオーギュストとアントナンのドーム兄弟。
父がナンシーで買い取ったガラス工場を営み、のちに彼らは芸術の世界に永遠の偉業を成し遂げることになります。
兄のオーギュストはパリ大学で法律を学ぶ秀才。
あ、カミーユ・クローデルの弟の駐日フランス大使、ポールと同窓生ですね。
弟はエンジニアになるべくエコール・サントラルへ。
でも結局、父の後を継ぐことにするんですね。
初期は典型的なアール・ヌーヴォー。
エナメル彩色で植物や鳥、昆虫をモチーフにしています。
すでにガレが成功していましたから、これに負けるとも劣らない手法やデザインを生み出すことが、
ドームの課題であったと言えるかもしれません。
彼らの成功のモトは、何と言ってもこの兄弟の仲のよさでしょう。
お互いがお互いにとって一番の理解者であり、助け合って協力し合ったのです。
そしてデザイナー、職人、画家など分業して工房制をとり、似たようなデザインを量産したことです。
写実的かつ親しみやすい、誰にでもわかりやすいデザインを取り入れたことも、成功の一因です。
また、「ヴィクトリフィカシオン」という、ガラスの粉を熱いガラス本体をその上を転がすことで溶かして
付着させる方法を発案して特許を取得しました。
自然の中の何気ない植物や生物たちがデザインされているだけなのに、なぜこうも私たちは
心惹かれてしまうのでしょうね。
アール・ヌーヴォー自体が、日本をふんだんに意識した芸術なだけに、内からの視点ではなく、外からの
視点における自国の文化の評価に、私たちは懐かしさと新鮮味を同時に見出すために、興味が尽きないのかも
しれませんね。
カタツムリでもキノコでも、ほしくなってしまいます(笑)
私はガラスはなんでも好きなのですが・・・( ´艸`)
ガラスは混ぜ物によって色が出ますが、口でいうのと実際に作品を制作するのとではまるで違います。
一つの作品でもある部分とある別の部分の色合いを美しく仕上げるには、大変な工夫や試行錯誤が
あったはずです。
私たちはただ「きれい~」と簡単を上げるだけですが、でもそれでいいと思います。
美しいものを愛でることは、そのものが生まれた存在理由を確固たるものにするには十分です。
ティファニーにしてもドーム兄弟にしても、すでに成功した大きな存在がいるにもかかわらず、
オリジナリティーを作り上げて成功することは、素晴らしいことです。
今ではドーム兄弟の遺志を受け継いで、ドーム・クリスタルという会社があります。
ほかの工房が栄枯盛衰を繰り広げた中で現代まで生き残っている、経営方針の勝利でしょうか。
でも、彼らが作り上げたものが100年経ってもまだ素晴らしい、これは本物のあかしですね。
The timeless moment [J'adore]
ゴールドコースト。
マリナ・ミラージュのカフェはマリーナに面していて、ゆったりした午後を過ごすことができます。
ここはちょっとしたお気に入りの場所
スパークリングワインをボトルで頼んで
昼間から友達となんでもないおしゃべり
イチゴが添えられていたのはちょっとしたうれしさ
この日はちょっと曇り気味
曇り空がスパークリングの泡の向こうに透けて見えて
まるで時間が止まったみたいです
花の首飾り [J'adore]
たま~~~~~~に作る、ハンドメイドのアクセサリー。
今回はビーズで作ったネックレスです。
デザインは、ある日ふと思いついて、紙に書きだしておいたもの。
作り出したら長さ調整や数本を絡ませるところにちょっと苦労したけれど、結構思い通りの
デザインにすることができました。
花のパーツを作ってから全体を作り出したし、この作業に集中していたわけではなかったので
大体、2週間くらいかかりました。
難易度はそんなに高くないと思います。
でも絡めて緩める加減を見るために、(トルソー持っていないので)ぬいぐるみに掛けながら
作りましたw
こんなデザイン、大好きなのですが、なかなか見かけないし、なんとなく気に入るものがあっても
めちゃお高くてとても手を出そうとは思えないのですよね・・・・。
で、作ってみちゃいましたw
普段つけられないデザインですが、でも気にいっていまぁす(*'ω`*)
アンク [J'adore]
アンクとは、エジプト十字架のことです。
古代エジプトの言葉ヒエログリフで、「生命」を意味します。
世界最古のお守りのひとつともいえるでしょう。
人間の命は、アンクの輪の部分に入れて運ばれるそうです。
死んだ人間にも命を吹き込むことのできるアイテムとして、
古代エジプトの壁画の神が、手にしています。
アンクの力を信じる者は、一度だけ、生き返ることができるそうですよ・・・。
Claddagh Ring [J'adore]
いろいろな言い伝えが残る、アイルランドのクラダリング。
ハートは愛、
王冠は忠誠心、
両手は友情を表します。
右手の薬指にハートを上にしてはめると、「恋人募集中」。
左手の薬指に王冠を上にしてはめると、「恋人います」か「既婚者です」。
アイルランド西部の漁村クラダ村が発祥の地と言われています。
イングランドのヴィクトリア女王が好んでつけたことから、アイルランドだけでなく、
世界中に広まったと言われます。
愛と友情の印として、アイルランドでは知らない人はいないそうです^^
ラリックの香水瓶たち [J'adore]
ルネ・ラリックは16歳の時に父を亡くし、将来を案じた母によって、職人の道を選びました。
宝飾の勉強をして、宝飾デザイナー兼グラフィックデザイナーになりました。
若いころは宝飾品を作っていましたが、ある時、香水会社に依頼されて、香水のボトルとラベルのデザインを
手がけました。
これが機会となり、彼は田舎にガラス工房を買い取って、本格的にガラス工芸を始めたのです。
この香水会社はコティ。
フランソワ・コティはラリックの香水瓶に入れた香水を発売したことで、実業家としてのゆるぎない地位を
手に入れたのですから、先見の明があったのでしょうね。
この「2つの花」は人気のボトルです。レプリカも公式サイトで売るようですw
こちらも人気が高いようです。「クレールフォンテーヌ」。
ところで、アール・ヌーヴォーといえば、花、鳥、動物、虫などをモチーフにした、曲線美を表す美術様式ですね。
柔らかな曲線が、流れるように用いられて、優雅で華やかな雰囲気を醸し出しています。
今でこそもてはやされていますが、当時はすぐにすたれてしまったようです。
理由は・・・世紀末的で退廃的だからだそうですww
これ、かわいいです^^
この上のボトルのようにミルキーに濁った手法を「オパルセント」といい、ラリックではよくつかわれている
手法です。
そして代わりに流行した様式がアール・デコ。
簡素化、幾何学模様などが特徴です。
ラリックはどちらの様式にもわたって作品を作っています。
個人的にはアール・ヌーヴォーが好きなので、曲線や流れを表したガラス作品を見ることが大好きです。
様々なデザインがあって、見ていて楽しいですね。
う~ん、手に入れなくても(られなくても)、見るだけでも十分よいです( ´艸`)
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ゆる~~~~ぅい 3rdブログをはじめてみました。
基本的にこそっと公開中ですw
お暇な時に書き込みに来てくださいね。 → http://nazenaze-niki.blog.so-net.ne.jp/
エルメスの「シエスタ」 [J'adore]
エルメスのブティックで見て一目ぼれしたカップです。
色彩的に黄色にはあまり惹かれないのですが、このカップは見た瞬間に恋に落ちてしまいました。
やはり当然、職人がひとつひとつ手描きにするため、絵柄が違うんですね。
色彩もデザインも本当に素敵です。
「シエスタ」はお昼寝の意味ですが、スペインやイタリアではお昼休みがとても長くて、
みんな会社や学校から家に帰ってゆっくりと昼ご飯を食べて、日が傾くころまた戻ります。
夜更かしさんにはもってこいの生活習慣です(笑)
昼間はどこもCLOSEしているのは、この習慣のためです。
この絵柄はそんなシエスタの時間帯の、スペインの太陽を連想させます。