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心の中の小さな花のたね [Lorem ipsum (創作)]

a.abott1.JPG


私の心の中に、ある日ぽとりと落とされた

ちいさなちいさな花のたね


泣いたり笑ったりしているうちに

芽をだしのびて、一つの花を咲かせた


この花は一度咲けばもう枯れたりしない

きみが踏みにじらない限り

永遠に咲き続けるの


そう私が言ったとき

きみがにっこり笑いながら言った


ぼくの心の中に同じ花を咲かせたのは誰だろう?

そのひとも、同じ気持ちだったら

真実、幸せなんだけど


心の中に咲いた おなじ花

たいせつにたいせつに

育てていけるといいな

coucou♪(・ω・)ノ!(86) 
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You are my song [Lorem ipsum (創作)]

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「もしも」という仮定は、今まで何度も繰り返し使われてきた

「もしかしたら」という推量も数えきれないほどあった


でも私のかたくなな自尊心を崩し去るような

そんな確信はひとつも、一度もなかった


自らが対峙するあらゆるものから

心を防御してきた厚い自尊心の壁は

すべてのものに生命をあたえたもう

夏の初めの通り雨のようなきみが

いとも簡単に溶かし、崩してしまった



きみが私に言葉をくれるたびに

私の中に新しい言葉が生まれる

きみが心を閉ざしたときは

私は不毛の砂漠で途方に暮れる


きみゆえに私は詩(うた)を生み

きみは私の 詩そのものになる


きみは私のうた

私だけの、この世にひとつだけのうた





coucou♪(・ω・)ノ!(111) 
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月と太陽のはざまで [Lorem ipsum (創作)]

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月と太陽のはざまで

陽の名残を惜しもうか、月の光を待ち望もうか?



月と太陽のはざまで

きみと初めて会った日のことを思い出していた



黄昏の羽衣がスミレの夜気に溶け込んで消えていく

その瞬間にきみは私の前に現れた

あの日からこのひとときが

特別に思えてきた


月と太陽のはざまで

今までともに過ごした時間をいとしもうか、

これから共に過ごす時間にあこがれようか


月と太陽のはざまで

離れているきみのことを想う


月と太陽のはざまでは

きみのことを

きみのことだけを

いつも想っているよ


coucou♪(・ω・)ノ!(88) 
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夏の夜の夢 [Lorem ipsum (創作)]

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あまりの暑さになかなか眠ることができなくて

窓をそっと開いてみれば


まばゆいばかりのまどかな銀の月が

庭で眠る草花を照らしている


月光に蒼ざめた

かぐわしいバラのため息が

夜気に漂って鼻先をくすぐる


この香気が

きみの夢の中にまで届くといい


そして私に

夢の中で逢ってほしい




coucou♪(・ω・)ノ!(91) 
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Une bénédiction [Lorem ipsum (創作)]

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蒼昏く凍てついた深い水の底で

じっとうずくまって震えていた


思い出せば過去の悲しみが

双眸(ひとみ)からこぼれ出て

珠となってうたかたとともに浮かんで消えた


眠れない夜をいくつも越えて

だいじょうぶだからと自分に言い聞かせていた


あれはきみに出会うための試練だったのかもしれない

きみはまるで深い悲しみの淵に差し込んだ

ひとすじのあたたかな光


蒼ざめた私の頬に

薔薇色がさす

冷えきった手を優しく大きな手がとらえて

蒼闇の底から連れ出してくれた


きみのような存在は今までもこれからも他にはいない

これからがどうなろうとも


優しい心を分け与えてくれたきみは

私に与えられた生きることへの祝福そのもの






Most wonderful gift I've ever been given is..... [Lorem ipsum (創作)]

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それは目には見えないし

はっきりした形もない


なんの保証もないし

いきなり現れたから

いきなり消えるかもしれない


どれだけ続くのか

ある日はかなく消えるのか

それさえもわからない


とても誇らしくもあるし

どこか不安でもある


天をあるくような心地がするし

地の底に沈むため息が出ることもある


誰かに自慢したいけど

誰にも知られたくないとも思う


この気持ちはゆるぎないけれど

それに名前を付けることはできない


今までも誰かを好きになったことはあるけれど

きみみたいなひとはひとりもいなかった


きまぐれな小鳥がある日うかつにも

私の心に小さな種を落としていった

そしていつのまにかそれは芽吹いて

すっかり根付いてしまった


今まで生きてきたのは

きみに会うためだったかもしれない




coucou♪(・ω・)ノ!(87) 
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somnium [Lorem ipsum (創作)]

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物心ついたころから、何度もい見ている夢がある。

靄がかった湖面の彼方で

誰かが私を呼んで手招きしている


私は「そちらへ行くことはできない」と躊躇しながら言う

すると声が、「だいじょうぶ」と言う


右足を水面にのせてみれば

不安定な揺らめきが足の裏に伝わってくる


こちらへおいでよ・・・・


声が私を呼ぶ


一歩、二歩、踏み出してみれば

冷たい水の揺らめく感触の上を歩くことができている


落ちないように、そっと、そうっと・・・・

私は慎重に湖面を歩く


えもいわれぬ浮遊感に恍惚として

声に導かれるままに岸を離れる


あとすこし

あと少しで真ん中に・・・・


そしていつもの急降下

踏み出した足が水の中に堕ち

本来の重力を突然に取り戻す


びくりと震えて目が覚める


何度も

何度も


それはくりかえされる


coucou♪(・ω・)ノ!(94)  ご自由に(1) 
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ゆめ [Lorem ipsum (創作)]

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碧の水面(みなも)に紋を描き

櫂はなめらかに行く末をあやつる


不揃いに天にのびるはちすはの

葉かげにみそかに咲(ひら)くのは


水底の昏く深い泥の中より

出でし 私の 清廉のおもい



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まだ早き朝の露を置き

あらゆる穢(けが)れを内包してもなお

完全に無垢であるかのように

その刹那だけを生きるかのように・・・


ただひとりだけが 見てくれればいい

きみだけが 気づいてくれればいい


「きみはうつくしい」と

この世でたったひとりが 認めてくれればいい


来世もきっと 同じうてなに

生まれてから死ぬまでをずっとともに繰り返したい


それが私の唯一の望みで
 
永遠のゆめ



coucou♪(・ω・)ノ!(91) 
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Written in the stars [Lorem ipsum (創作)]

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見上げた夜空の星々が

たんに二次元的に見えたとしても

たとえどこにどんな星座があるかわからなくても

お隣同士に見える星たちが

実は何万光年も離れているとしても


すべては

生まれた時から決まっている


この国に生まれたことも

この時代に生きていることも

いいこともつらいことも

身に起こるすべての出来事が


道に迷った時は夜空を見上げよう

短いうつつ世の瞬く間には

いつも変わらずに見えるはず


きみに出会ったことも

何の不思議もなくて


私たちの物語も

すべては

きらめく夜空に書かれているの


coucou♪(・ω・)ノ!(100) 
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夏のゆめ [Lorem ipsum (創作)]

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照りつける日差しを避けて

緑深い木々をくぐる

木漏れ日が無数の天使の梯子みたいにさす

森の中奥深くに


その水を飲めばなんでも願いがかなうという

永遠にかれることのない泉があるという


そこにたどり着けるのは幸運な人だけ

妖精たちが導いてくれるのですって


心を開いてみれば

水先案内たちが見えるはずだと

コマドリが言った


あとすこし、あとすこしでたどり着くよ・・・


・・・そんなところで、目がさめちゃった!


願い事は、なんだったっけ?


coucou♪(・ω・)ノ!(99) 
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a.HesiodListening to the Inspiration of the Muse.Edmond Aman-Jean.small.jpg

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