Thousand of roses [Lorem ipsum (創作)]
いつの間にか知らないうちに、
私の心の中に落とされた小さな種が
泣いたり笑ったりするうちに、小さなひとつの花をさかせたと
言ったじゃない?
ふしぎなことに
種はたった一粒だったはずなのに
気が付けばそこには
窒息しそうなほどの幾千もの花が
所せましと咲いているの
これはオールドローズかな?
かんばしくかぎりなく優しく美しく
これからも増え続けるみたい
きみとの時間が増えるたびに
幾千の
花たちが
夏の庭 [Lorem ipsum (創作)]
クロアゲハを追いかけて陽が傾きかけた庭へ
バラたちのとげのあいだからは
きゃしゃな糸を張り巡らせたクモの巣が
陽の光を吸い込んで七色に輝いている
トケイソウが午後の微睡にかすかにこうべを垂れる
クレマチスは暑さをものともしない優雅なたたずまい
ヒマワリは元気いっぱいに
ユッカは恥ずかしそうにうつむいている
暑い風がふうわりと吹き抜けて
トンボが旋回していく
ユリが香りを漂わせて存在感を誇示する
でも私が惹かれるのは
大きな壺の中の葉陰にひそかに咲く
白い睡蓮の花
Un murmure très petit [Lorem ipsum (創作)]
私には高価な宝石や服や靴はなくて、
素敵な歌を歌いあげる美しい声もない
ただあるのは、この唇から生まれ出る言葉だけ
それも時には、思い通りの表現が見つからなくて
自分でももどかしく思うことがあるし
こんなことを言えば、嫌われるかもしれないと
心配したりもするけれど
いつもいつもきみはそんな私の不安や杞憂を
いとも簡単に消し去ってしまう
この広い海とおなじくらい
私たちの間には乗り越えるべきことがあるけれど
それでも私には、それらを飛び越えてきみのもとへ行くための
この翼があるから
きみを想うこの心があるから
この心だけがあるから
きみはただ、私が飛んで行ったときに
受け止めてくれるだけでいい
両手をひろげて
ただ受け止めてくれればいい
among blue,blue + blue [Lorem ipsum (創作)]
:
灼熱の昼が過ぎ去って
暑い雨雲が通り過ぎたあとは
黄昏は隠されて見えなかったけれど
ネモフィラ色の夜が降りてくる
ぼんやりと白く浮かび上がる砂浜には
もう誰もいなくて
波だけが飽きずに打ち寄せてくる
この青は、悲しい青ではなくて
かすかに、静かにひろがる青
蒼い空と青い海と淡あおい砂浜の間に立って
きみのことを想う
かぎりなく続くブルーのグラデーションの中で
いまきみが隣にいないことが残念で
きみとの間に生まれた言葉たちを
蒼い空に書き出してみる
私が今感じていることを
きみにも送りたくて
きみがそこから感じることを
とても知りたくて
蒼と青とあおのあいだで
心は満たされて限りなく凪いで
いつだって私はきみのみかた
いつだってきみのことを想っている
いつだって
いつまでだって
はやく会いたいな
きみのことがとても見たいな
toi [Lorem ipsum (創作)]
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どんなにつよい風にさらされても
どんなに激しい雨に打たれても
砂粒に傷つけられたとしても
寄り添っていればへいき
一緒にいればへいき
世の中はつらいだけだと
生きづらいだけだと思っていた
自分の気持ちを受け止めてくれる人は
この世にはいないのだとあきらめていた
誤解も偏見も媚も利も欲もなく
装うことも必要ない
欺きの杞憂もない
存在してくれているだけで
ただそばにいてくれるだけで
それだけできみは私を幸福でいっぱいにする
あ、これは歌詞の訳ではないですよっ
追憶 [Lorem ipsum (創作)]
何年たっても、何度繰り返しても
忘れてしまうことなんてないの
幼い時の記憶は
色あせて忘却の彼方に薄れるのではなく
ワインのように醸されてゆく
見上げていた優しい笑顔も
いつの間にか視線より下になり
あなたの肩が薄くなりきゃしゃになり
そうして月日が経っていた
暑がりだったあなたが嫌っていた夏が
もうすぐゆこうとしている
どんなに月日がたっても
忘れない
忘れないからね
Aestatis meridianus [Lorem ipsum (創作)]
眩しい白い午後の熱が
肌にしみ込んでくる
水辺の木陰でひとやすみすれば
温暖化からしばしの現実逃避ができる
私の住んでいるところは
朝夕がちょっと過ごしやすくなってきたけれど
きみの住むところはまだまだ猛暑
きみの夢がかなうように
いつだって応援しているよ
元気になったことはとてもうれしいけれど
どうか無理はしないでほしい
しみこんでくる陽の光を見上げれば
まだまだ覚悟しないと言って居座る夏の暑さが
地上のあらゆるものを照りつけている
今年の夏ほど、早く過ぎてほしいと思った夏はない
はやく
はやく時が過ぎて
季節が巡って
すべてがうまく行って
そうしたら
ただただ、きみに逢いたいな・・・
Unreservedly missing U [Lorem ipsum (創作)]
昼がすぎて夜が来ようとしているこの時間帯には
一日のうちでいちばん きみのことが恋しくなる
淡いばら色の黄昏は
私の心の中にも溶け込んでくる
となりにきみがいればいいのにと考えて
とてもとても会いたくなる
どんなに忙しくても
私のことを想って
誰と会っていても
何をしていても
私のことを想って
こんな時間帯には、私のことを
'm held captive by... [Lorem ipsum (創作)]
Reading [Lorem ipsum (創作)]
暑い午後には
冷たい床の上で 読書
今日はどの時代のどの国に行こうか?
時空を飛び越えて
心はどこへでも自由に旅をする
ギリシアの英雄の冒険談
ペルシアの砂漠の不思議なお話
北欧の神話に
インドの王様の話
日本の和歌集か
中国の怖いお話
韓国のちいさな女の子の物語か
ヴェトナムの悲しい伝説
エジプトのナイルの神話に
中世の騎士のお話
想像力さえあれば
昼下がりの読書は大冒険にかわる