追憶 [Lorem ipsum (創作)]
何年たっても、何度繰り返しても
忘れてしまうことなんてないの
幼い時の記憶は
色あせて忘却の彼方に薄れるのではなく
ワインのように醸されてゆく
見上げていた優しい笑顔も
いつの間にか視線より下になり
あなたの肩が薄くなりきゃしゃになり
そうして月日が経っていた
暑がりだったあなたが嫌っていた夏が
もうすぐゆこうとしている
どんなに月日がたっても
忘れない
忘れないからね
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