花見とは・・・ [使えない無駄知識( *´艸`)]
花といえば桜を意味するようになったのは平安時代でしたね。
平安前期までは花といえば梅だったけれど、貴族たちが自邸の庭に吉野の桜林を夢見て
桜を植えはじめたから現代にいたるまで、花といえばさくら。
だから「花見」とは桜を見に行くことですね。
花は盛りに、月はくまなきを見るものかは。
とは、兼好法師が『徒然草』でのべたものです。
なんてひねたおじさんなんだろうと、高校生のころは思ったものですw
桜は満開の時を、月は満月だけを愛でるものだろうか? いや、そんなことはないでしょ。
そうはいっても、月ならば満月でなくても何でもいいかもしれないけれど、桜は満開でなければ正直、
つまらなくないでしょうか?
すぐに散ってしまう花だけに、わざわざ満開を見ずしてどうしろというのでしょうか。
たしかに、物事には人の目の届かないところに真理がある場合もありますけれどね。
とにかく、日本人ならば日本特有のこの花を、好きだという人は大多数だと思われます。
この花の満開の様子を見て、どこかそぞろに心が浮き立たないはずはなく・・・・
日本人の桜観は、時代によって変化してきたのですが、満開の花の下でお酒を飲んでおいしいものを食べて
みんなで楽しむというスタイルは、時代が下るにつれて確立されてきました。
平安貴族は野に出たり庭に植えたりして、心静かに花を愛でて歌を詠みました。
お酒も召しましたが、楽を奏したり舞を舞ったり、「静」的な花見のスタイルでした。
戦国時代ごろになると、派手さが求められます。
成り上がり者の下剋上の世の中は目立ったもの勝ち。
戦国から江戸にかけては、舞はきれいどころに任せ、の目や歌えやの宴会スタイルになってきます。
美しい柄の着物を煙幕代わりに張り巡らせて、さくらの花ばかりでなく着物の柄の美しさも競いました。
江戸時代になると、完全には並は庶民化します。
場所取りなどは大変そうですね。
花見はたのしや。
けどくれぐれも、飲み過ぎには注意してくださいね( ´艸`)
桜の花見までまだ一か月以上あり、待ち遠しい~。
by 風太郎 (2012-04-09 05:35)
いつの世も 傾き者こそ 盛りて滅ばめ
by Hirosuke (2012-04-09 05:43)
花より団子 花より男子 花より華
by Hirosuke (2012-04-09 05:46)
昨日、和歌山県の紀三井寺へ行き、満開の花見をしましたよ。
by たいちさん (2012-04-09 12:23)
花見のときぐらいですね~、
堂々と真昼間からどんちゃん騒ぎができるのはw
どんちゃん騒ぎが似合う花として桜を見るとそれもまたおかしくなりませんか?^^
by nana_hyr (2012-04-09 12:38)
桜花の薄色は、少し幸薄い気もして、
少しは心も躍るものの、
宴会はご勘弁を…って感じです。
by かずのこ (2012-04-09 12:56)
桜を見て楽しい気持ちにはならないのですよね~。
だから、お花見はあわないのです。
ひとりで静かに風に吹かれてひらひら散ってゆくのを見ているの。
月夜に輝く夜桜も・・・。
なぜか寂しいせつなさを感じさせるのですよ、春のお花は。
道で感じたお花の香りに胸が苦しくなるような・・・。
そういうお花の感じ方は、平安貴族のほうが合いそうですよね。
by 輝月夜姫 (2012-04-09 21:24)