Stealing Beauty [Movies 2 C]
エアロスミスのヴォーカル、スティーヴン・タイラーの実の娘・リヴ・タイラー主演の映画です。
ベルトルッチ監督が作りました。
舞台はイタリアのトスカナ地方の田舎。
アメリカから十代の女の子がやってきます。
彼女の母親は詩人で奔放な人で、シングルマザーでした。
母の自殺後、彼女がイタリアへ来た目的は実は、父親を見つけるためでした。
母の古い友人たちを訪ねてやってきた芸術家の家には、個性的な人々がいました。
トスカナの田舎の風景を見るだけでも価値がある映画ですが、奔放で魅力的な人物たちにも魅了されます。
私の印象に残るシーンは、主人公のルーシーがお風呂に入りながら詩を書いてはちぎって外に
捨てていくところです。十代のアンビバレントな心情がよくあらわされています。
白血病で余命いくばくもない作家を演じるジェレミー・アイアンズの演技も素晴らしいです。
何人かの「父親候補」のなかで、彼女の本当の父親だったのは、実は・・・
自由で気ままな人達との生活のなかで、彼女は少し大人になります。
危うげな誘惑の数々をぎりぎりでかわしながら、人間として成長します。
美しい自然の中で、彼女は淡い恋も体験します。
リヴ・タイラーが「スティーヴン・タイラーの娘」ではなくて、一人の女優に成長した映画でもあります。
「ロード・オブ・ザ・リング(ス)」のリヴ・タイラーもよかったですね。
by sig (2011-09-28 16:49)
to niki
リアルな話に戻るけど。
自分の父親がスティーヴン・タイラーだって聞かされて
どういう感じだったんだろうね。
by achille (2011-09-28 20:05)