Silence [Paintings]
フェルナン・クノップフ(1858-1921)はベルギーの画家です。
父は次席検事、彼は小さいころから絵が好きで、美術アカデミーに入学します。
もっぱらのモデルは妹のマルグリット。
マルグリットの肖像
チーターの体の美女のスフィンクスで有名です。
彼のテーマは悪女と聖女、相反するしかし一体のものです。
そして20世紀の画家らしくというか、時代をうまく利用したというか、彼は写真を撮ってそれを
描くということも好んだようです。
これは『沈黙』という絵です。
何やら下からのアングルが謎めいた美しさをかもしだしているパステル画です。
これも写真をもとに描かれたようです。
最初私は男性だと思っていました。
でもこれは女性だそうです。
なんていうか、中性的なところが、ミステリアスな魅力なのかもしれませんね。
クノップフといえば「象徴主義」でしょうか?
わたくし、両性具有っていう概念がとても好きなんです。
by sadafusa (2012-10-08 03:31)
タッチや感覚にルドンと共通するものがありますね。
by 扶侶夢 (2012-10-08 16:48)