ラ・ジョコンダ [Unsolved Misteries]
モナ・リザのモデルと言われているイタリア商人の夫人の(かもしれない)遺骨が発掘されたそうです。
本人かどうかの確かめようはないでしょうね。
ダ・ヴィンチの描いたあの世界的に有名な絵画はいがいに小っちゃくて、実物を見た時は
そんな意味で驚きました。
モナとは「夫人」
リザはモデルの女性の名前・エリザベッタの愛称。
モナ・リザは「リザ夫人」とい意味。
夫の名字を女性形にして「ラ・ジョコンダ」とも呼ばれます。
まぁ、ダ・ヴィンチが描いた当時はタイトルは違ったかもしれませんが、誰もわからないようです。
この絵は遠近法を用いている点で新しい手法をとっていたし、黄金比にも当てはまります。
口元がかすかに微笑んでいるように見えるので、「謎のほほえみ」とも言われていますね。
女性でありながらどこか中性的にも見えます。
格別美女でもないのに、世界中の人々に注目され続けています。
モデルがだれであれ、この絵の人物には左目の付け根に小さなしろいツブが描かれているので、
高脂血症だったと言ったお医者さんがいましたよね。
ダ・ヴィンチがフランスにやってきたために、この絵もともにフランスにやってきました。
1911年8月には、ルーヴルから大胆な方法で盗まれました。
盗み出したのはイタリア人のペルージアという男とランチェロッティという2人の兄弟。
詐欺師と贋作画家もかかわっていたと言われます。
絵が失踪している間に8枚の贋作を作り、カモを見つけて売りさばきました。
詩人のアポリネールが逮捕されたり、ピカソが容疑者として事情聴取を受けた点でも大事件です。
結局、仲間割れのせいで2年後の冬に絵は発見されます。
容疑者たちは逮捕されますが、イタリアの裁判では「愛国心ゆえにフランスから奪還した」と言い、
ペルージアは無罪!
それから現代に至るまで、この絵は防弾ガラスに守られていて、柵で囲われていますw
モデルはだれか?
たぶん、ダ・ヴィンチは当時でも有名人な、何でもできる天才だったことでしょう。
でも当時の人々がその凄さの真意に気づいていなかったのかな、とも思ってしまいます。
今ならばだれでも本や先人によって知らされていることを、彼は自ら発見して知っていたのです。
緻密な計算、絵に隠された普遍のメッセージがあるからこそ、いまでも注目され続けるのでしょうね。
モナ・リザは高脂血症だった―肖像画29枚のカルテ (新潮新書)
- 作者: 篠田 達明
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 新書
本人の遺骨だと面白いことになりますね。
by carotte (2012-07-26 08:24)
ヨーロッパの美術館で所蔵している芸術品は
戦争の戦利品として強引に奪ったものも多いです。
実際の帰属がどこにあるのか。
ロゼッタストーンの返却が求められているように
これからも問題となるように思います。
by 青竹 (2012-07-26 12:32)
子供の頃から知っている、あまりにも有名な絵。。
ミステリアスな部分が多くて、あれこれ想像するのも楽しいです。
by 水無月 (2012-07-26 12:42)
高脂血症の薬、飲んでます。
by Hirosuke (2012-07-26 21:59)
リザ夫人でモナ・リザだったんですね。意味も分からずモナリザなんだと思ってました。
by moritake (2012-07-26 22:08)