欲深な魔女 [Mythologyのみそ]
キルケは魔女。
運命の破壊と創造を支配しています。
夫を毒殺して嘆きの島へ流されて
その島に宮殿をたてて、気に入った男性をさらってきては
飽きると動物に変えていました。
・・・・・飽きたならば解放してあげればいいのに、動物に変えて自分のそばに置いておく、
泉鏡花の『高野聖』の山の中の女と同じですね。
『高野聖』→ http://niki310.blog.so-net.ne.jp/2011-09-22
妖術を使う女は、魅力的です。
魅力的な女は、本当の自分を見てもらえないことが多いために、誤解を受けやすいです。
だから魔女だとか妖婦だとか恐ろしがられるのかもしれません。
そのままの姿ではなく動物に変えることで、非難されることを避けたのかもしれません。
動物ならば、言葉を発しないから。
それでもそばに置いておきたいということは、さびしがりなのですね。
(嫉妬に燃えるキルケは → http://niki310.blog.so-net.ne.jp/2011-06-17-7 )
キルケは娘婿に殺されます。
息子ではなく、娘婿に殺される・・・ここにはどんな意味があるのでしょうか。
悪女の末路はつねに不幸です。
引き連れている動物が全て肉食獣ですね。
油断すると魔法で変えた動物に逆襲されることの暗喩でしょうか。
自分だと兎とか栗鼠とかに変えて欲しいところですが。
by punchiti (2012-02-23 12:39)
飽きると動物に変えちゃうのかぁ。コワイす(´・ω・`)
どんな思いで動物達は暮らしていることやら。。。(=_=;)
by nana_hyr (2012-02-23 12:56)
今日はキルケなのですね。
私はメディアを連想してしまいました。
どっちも魔女ですね~。
メディアは子殺しです。どっちもコワイ。
by sadafusa (2012-02-23 16:18)
動物にされても、傍にいられるなら…
と思うのは、ばかな男の戯言でしょうか…^^;
by vega (2012-02-23 19:42)