ヘルメス、おぬしもワルよのうぅ～～～( ´艸｀)：pourquoi pourquoi：So-netブログ

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伝令の神として知られるヘルメス。
実は泥棒とウソの天才でもあります。

ペタソスという丸い翼のついた旅行帽をかぶり、翼の生えたサンダルを履き、ケリュケイオンという
2匹の蛇がからみついた黄金の杖と、ハルペーという武器を持っています。

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生まれながらのウソつき。なぜかというと・・・

ゼウスは、泥棒やウソも必要だと考えたから、妻のヘラに黙ってこそこそとマイアという女神を愛人にして、
わざわざ、うそつきの息子を産ませたからです。それが、ヘルメス。

朝に生まれ、昼にはゆりかごを抜け出してアポロンの牛を50頭盗んだそうです。
さすがです。

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洞窟を抜け出すその時に、洞窟の中にカメを1匹見つけるのです。
彼はそのカメを捕えて七弦の竪琴を作ります。

さて、牝牛たちを盗んだヘルメスは、証拠隠しにもぬかりなく、頭の良さを発揮します。
おかげでヘルメスが盗んだことまでは突き止めても（アポロンは予言の神ですから）、
「自分は生まれたばかりだから、そんなことはできません」と言われれば、それ以上詰問もできません。

いけしゃあしゃあとうそぶいて、産着姿で歩き出します。

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これはアポロン

アポロンはゼウスに訴えます。
でもヘルメスは父の前でも平気でウソをつきます。その姿に満足したゼウスは（なにせウソつきの子が
欲しかったのです）、もうわかったから、牛を返してあげなさいとこっそり諭します。

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ヘルメスはそこはおとなしく従って、牛をアポロンへ返しました。
お詫びに竪琴で演奏してみせると、アポロンはその竪琴が欲しくなり、牛の群れと交換を申し出ました。
こでが有名なアポロンの竪琴となるものです。

もうあなたからは何も盗みませんと、ヘルメスはアポロンに誓ったので、アポロンは彼に黄金の杖を与えました。
これがケリュケイオンの杖です。→http://niki310.blog.so-net.ne.jp/2011-10-16-3

二人はそれから仲良しになりました。

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人間の魂、特に英雄たちの魂を冥府に道案内する役目も、ヘルメスなのですって。

ちなみに、ヘルメスはパンの父親です。
パンは半神半獣の神で、母親は生まれた彼を見て驚いて逃げてしまったそうです。
でもヘルメスはこの子の誕生を喜んで、オリンポスに連れて行って、神々に紹介しました。

パンを見た神々は一人残らず「おもろい子やね～」と笑ったそうです。
だからパンという名前は、「すべて」を表すことになったらしいです。

ウソつきで泥棒で、旅行と伝令と商業を司り、死神の役目も果たすヘルメス。
確かに、人間の悪の面も見ないふりはできませんね。

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それにしても重いっ、重すぎですよ！！！

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