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プレイボーイなお坊様画家 [l'histoires d’hommes]

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イタリアのルネッサンス期の修道僧にして天才画家の一人、フィリッポ・リッピ。
ボッティチェリのお師匠さまでもあります。

フィレンツェのお肉屋さんに生まれたのですが、幼いうちに孤児になり、
修道院で育ちました。

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幼いころから絵心があったのでしょう、有名な画家に弟子入りして、教会の壁画に
素晴らしい作品をのこしています。

彼の困ったところは、女癖が悪いところでした。

いつも女性を追いかけていますwww

フィレンツェの統治者、コジモ・デ・メディチが絵を描かせようと彼を部屋に監禁したことも
ありましたが、シーツを伝って窓から脱走してナンパに出かけてしまったそうです( ´艸`)


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そんな彼が50歳の時、恋に落ちるのです(でもウワキはやめなかったようですが)。
それが修道女のルクレツィア・ブーティ。
なんと、23歳の美貌の修道女。

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彼は彼女に絵のモデルになってくれるように頼みます。
そしてある日、思いが募って彼女をさらってしまうのですwww

しかも!!!!

このルクレツィアの妹までもが、彼を追いかけてきてしまったのです!
妹といったら、きっとハタチそこそこでしょう・・・・・・??????
50歳でも相当魅力的だったのでしょうか・・・・( ´艸`)

翌年には息子フィリッピーノが生まれます。
彼もメディチ家お抱えの画家になりましたよ。

その後、彼の描く聖母はすべて妻にそっくりだったとか。

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絵から見れば、ルクレツィアは相当の美人だったのでしょうね。
でもウワキはやめなくて、60で急死するまで遊び回りました。

生臭坊主は日本にも一休さんのような人がおりますが、最後は愛人に毒を盛られて
死んだのではないかと言われるフィリッポ・リッピには、かなわないかもしれませんよ・・・・。



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miyoko

フィリッポ・リッピの『絵』好きです~♪
by miyoko (2011-08-17 01:55) 

きんた

ご訪問、コメントありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
by きんた (2011-08-17 05:31) 

くまら

さすがイタリア・・・修道僧までもが
ナンパ師とは、死因は腹上死かしら^^;
by くまら (2011-08-17 08:34) 

旅爺さん

おはよう御座いま~す♪
豪傑色を好む、とは聞きますし生臭坊主も色は好みますね。
でもこれらの人は何かしら特技を持ってる様に思います。
by 旅爺さん (2011-08-17 09:15) 

岩崎ナギ

最後のルクレティアの美しさにハッとしました。
by 岩崎ナギ (2011-08-17 10:45) 

たもちゃん

こんちは、温かいお言葉に感謝です。
久しぶりにお粥を作って食べました。
たまには良いものですね、お粥も。
歳を重ねても魅力的な人っていますよね。
何か引力のようなものを持っているような。
羨ましい限りです。v(o^Ⓓ^o)ニコ
by たもちゃん (2011-08-17 11:35) 

まぁくん

修道僧まで色を好むとは、まさにイタリアといった感じですね。
by まぁくん (2011-08-17 20:07) 

sig

こんばんは。
60歳で急死してもこれだけの絵が残せるのですから、移り気は許してあげましょう。
by sig (2011-08-17 21:01) 

あきら

ルクレツィアは本当に美しいですね。
by あきら (2011-08-17 21:17) 

たかれろ

良く言えば、「愛に生きた」ってトコでしょうかね(^^
ちょっとうらやましい気もしますw
by たかれろ (2011-08-17 22:42) 

kuwachan

こんばんは。
修道僧でそんなことが許されたのでしょうか?
昔の50歳は今の50歳とは随分と違うと思いますが
イタリアらしいって感じもしますね(笑)
by kuwachan (2011-08-17 23:10) 

tomickey

いつもniceをありがとうございます!
南京ではniceが押せないのでコメントにて失礼致します~(^_^)
by tomickey (2011-08-17 23:49) 

yuzuhane

真ん中のお写真の”聖母子と天使”ウフィツイーで再会し、改めて透明感のあるその存在感に感じ入りました。コジモが彼を抑えつけようとしてもままならなかった奔放さ、女好きなところなところは芸術家としての彼の才能がただものでなかったということの一つの表れかもしれないですね。
by yuzuhane (2012-08-26 17:16) 

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