エコーとナルキッソス [Mythologyのみそ]
エコーは森のニンフ(妖精)です。
嫉妬深いヘラが夫ゼウスの浮気現場をもう少しで抑えられるという時に、ヘラに話しかけて
邪魔をしてしまったため、怒りを買って呪いをかけられてしまいました。
自分からは言葉を発することができずに、相手の言葉を同じように繰り返すだけ・・・。
そして美少年ナルキッソスに恋をするけれど、自分からは話しかけられないので、胸の内なる
熱い思いを伝えることもできません。
一方、ナルキッソスは自分が美しいことを自覚していて、美の女神アフロディーテからの
祝福の贈り物を侮辱してしまいます。
おごり高ぶった態度に憤慨した女神は、彼に呪いをかけてしまいます。
彼を愛する者は、決して彼と両想いになることはできない・・・。
だから彼に恋したアメイニアスは、彼に思いが伝わらないことに絶望して死んでしまいました。
さて、エコーは何とかしてナルキッソスに気づいてもらいますが、自分から何も言い出せない、
ただ彼の言葉をおうむ返しに繰り返すだけのエコーに彼は飽き飽きしてきます。
そしてエコーを無視するのです。
エコーは行き場のない恋心に苦しんで、ナルキッソスに焦がれながら日に日に痩せ衰えていきました。
そしてついには、姿が消えてなくなりました。
声だけになったエコー。そう、それがこだまなのです。
妖精への冷たい仕打ちを知った逆恨みの女神ネメシスは、ナルキッソスのあまりに酷い態度に怒ります。
(アフロディーテに呪いをかけられていることは知らないようですね)
ネメシス
そしてネメシスは、ナルキッソスがもはや自分しか愛せないように呪いをかけるのです。
ある日、ナルキッソスは水鏡の中に映った自分の姿に一目ぼれします。
そうしてずっと見つめ続けるうちに衰弱して死んだとも、水面の自分に口づけようとして水に落ちて
おぼれ死んだとも言われます。
彼のいたあとには、水仙が咲いていました。
水面の自分に見とれる姿。
だから水仙は、すこしうつむいているのですって。
自己愛の激しい人は、ナルシシスト。語源はもちろん、ナルキッソスです。
う~ん(笑)
この神話も大好きで・・・・。(笑)
RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2011-07-25 00:40)
ナルシストって怖いですね笑
by arles (2011-07-25 03:23)
こんにちわ^^
神話は面白いですね♪
by 月夜空 (2011-07-25 12:04)
なるほどぉ~。。。
by ゆうさん (2011-07-25 19:09)