One of the most beautiful women in the world [l'histoires de femmes]
ウォーターハウスの『クレオパトラ』。
高校の世界史の教科書には、彼女の関する記述はたった2,3行ほどです。
それなのに多くの人がその名をよく知っています。
クレオパトラ。
正確には、クレオパトラ7世。
父も母も姉も兄弟もすべて王位についています。
エジプトプトレマイオス朝最後の王です。
これは珍しい、ミケランジェロの描いたクレオパトラ。
父と姉が王位を争い、姉が処刑されるという、すごい家系。
父亡きあとはその遺言により、18歳で弟と結婚して共同統治しますが、
弟側の側近たちの陰謀により失墜します。
クレオパトラはローマの将軍カエサルがエジプト征服を企ててアレクサンドリアに
滞在していることを知り、味方につけようと会いに行きます。
でも、彼女とカエサルを会わせては大変と考える政敵たちの妨害により、警備は固かったのです。
そこでカーペットの中にくるまって、カエサルへの貢物に紛れて忍び込むことに成功しました。
くるくるとひらいたカーペットの中から、うら若き美女が出てきて(しかもかなり薄着?)、
それがエジプトのファラオと知ったカエサルの驚きったら。
(このエピソードは事実とは思えませんが、伝説の人物には伝説がつきものですw)
ほかにも、バラのお風呂に入ってその香気をまとい、バラの花びらを部屋一面に敷いて
カエサルを迎えて誘惑したとか、大きな真珠のイヤリングを、惜しげもなくワインか酢にいれて
飲み干したとか、豪傑美女伝説の持ち主です。
数か国語を自在に操り、数学、物理、哲学などあらゆる学問に秀でていたといわれる彼女は、
気品と才知にあふれた女性だったのでしょう。
よく黒髪の姿がイメージされますが、あれはかつらであって地毛のヘアスタイルではありません。
彼女はギリシア系だったので、ギリシア美人を参考にしますと、肌は浅黒く、
髪はブルネット、とてもエキゾティックな女性だったのかもしれません。
ギリシア美人はこんな感じ。歴代ミス・ギリシアたち。
↓ ↓ ↓ ↓
ミスギリシア2010。
ミスギリシア2009。
ミスギリシア2005。
カエサルのおかげで王位に返り咲いたのもつかの間、カエサルは独裁政治の行き過ぎで暗殺されてしまいました。
するとクレオパトラは、今度はアントニウスを誘惑します。
カエサル存命中からクレオパトラに惹かれていたアントニウスは、妻がいながらクレオパトラと結婚してしまいます。
当然、ローマは反感を抱きます。
エジプトをせめてアントニウスを殺し、クレオパトラをとらえようとします。
そして彼女は服毒自殺を遂げたのでした。39歳。
毒蛇に胸を噛ませて死んだとも言われますが、これも伝説のようです。
しかし、なんらかの服毒自殺を遂げたことは本当らしいのですが。
ローマにとっては国の英雄を二人も手玉に取った悪女に思えるかもしれません。
でもエジプトにとっては、国を守ったあっぱれなファラオとして賞賛を受けたことでしょう。
言い伝え通りの絶世の美女であろうとなかろうと、魅力的な女性であったことは間違いないでしょう。
おまけ。
20世紀のクレオパトラと、
21世紀のクレオパトラ。
イメージ的にはアンジーのクレオパトラのほうがリズよりも、
普段のクレオパトラのしていた恰好に近いと思います。
高校の世界史の教科書には、彼女の関する記述はたった2,3行ほどです。
それなのに多くの人がその名をよく知っています。
クレオパトラ。
正確には、クレオパトラ7世。
父も母も姉も兄弟もすべて王位についています。
エジプトプトレマイオス朝最後の王です。
これは珍しい、ミケランジェロの描いたクレオパトラ。
父と姉が王位を争い、姉が処刑されるという、すごい家系。
父亡きあとはその遺言により、18歳で弟と結婚して共同統治しますが、
弟側の側近たちの陰謀により失墜します。
クレオパトラはローマの将軍カエサルがエジプト征服を企ててアレクサンドリアに
滞在していることを知り、味方につけようと会いに行きます。
でも、彼女とカエサルを会わせては大変と考える政敵たちの妨害により、警備は固かったのです。
そこでカーペットの中にくるまって、カエサルへの貢物に紛れて忍び込むことに成功しました。
くるくるとひらいたカーペットの中から、うら若き美女が出てきて(しかもかなり薄着?)、
それがエジプトのファラオと知ったカエサルの驚きったら。
(このエピソードは事実とは思えませんが、伝説の人物には伝説がつきものですw)
ほかにも、バラのお風呂に入ってその香気をまとい、バラの花びらを部屋一面に敷いて
カエサルを迎えて誘惑したとか、大きな真珠のイヤリングを、惜しげもなくワインか酢にいれて
飲み干したとか、豪傑美女伝説の持ち主です。
数か国語を自在に操り、数学、物理、哲学などあらゆる学問に秀でていたといわれる彼女は、
気品と才知にあふれた女性だったのでしょう。
よく黒髪の姿がイメージされますが、あれはかつらであって地毛のヘアスタイルではありません。
彼女はギリシア系だったので、ギリシア美人を参考にしますと、肌は浅黒く、
髪はブルネット、とてもエキゾティックな女性だったのかもしれません。
ギリシア美人はこんな感じ。歴代ミス・ギリシアたち。
↓ ↓ ↓ ↓
ミスギリシア2010。
ミスギリシア2009。
ミスギリシア2005。
カエサルのおかげで王位に返り咲いたのもつかの間、カエサルは独裁政治の行き過ぎで暗殺されてしまいました。
するとクレオパトラは、今度はアントニウスを誘惑します。
カエサル存命中からクレオパトラに惹かれていたアントニウスは、妻がいながらクレオパトラと結婚してしまいます。
当然、ローマは反感を抱きます。
エジプトをせめてアントニウスを殺し、クレオパトラをとらえようとします。
そして彼女は服毒自殺を遂げたのでした。39歳。
毒蛇に胸を噛ませて死んだとも言われますが、これも伝説のようです。
しかし、なんらかの服毒自殺を遂げたことは本当らしいのですが。
ローマにとっては国の英雄を二人も手玉に取った悪女に思えるかもしれません。
でもエジプトにとっては、国を守ったあっぱれなファラオとして賞賛を受けたことでしょう。
言い伝え通りの絶世の美女であろうとなかろうと、魅力的な女性であったことは間違いないでしょう。
おまけ。
20世紀のクレオパトラと、
21世紀のクレオパトラ。
イメージ的にはアンジーのクレオパトラのほうがリズよりも、
普段のクレオパトラのしていた恰好に近いと思います。
2012-09-07 23:58
coucou♪(・ω・)ノ!(222)
ご自由に(18)
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21世紀のクレオパトラも素敵です。
でも20世紀のクレオパトラのインパクトの強さが好きです。
by pocoApoco (2011-06-12 00:06)
クレオパトラの使った蛇の毒は、かなり安楽死に近い感じで死ねると言う話を聞いたことがあります。
nikiさんが書いているように、本当に知的で魅力的な女性だったようですね。
by 1969kana (2011-06-12 00:58)
1969kanaさんのおっしゃる通りです。
クレオパトラは王家に生まれたので、幼いころから帝王学を学びました。
その一環として、毒薬にも詳しかったといいます。
もし敵に落ちることがあれば、どのような死に方が王者としてふさわしく、
かつ女性として美しく散ることができるかを研究していたそうです。
by niki (2011-06-12 02:19)
歴史の影には常にオトコとオンナの物語があるのですね。。。
彼女ら(彼ら?)も人間ですから当たり前なのかもしれませんが。。。
by rtfk (2011-06-12 05:20)
クレオパトラとカエサルが同じ時代の人で関係があったと思えないんです。クレオパトラは実在ではなく伝説の人のように思えるのです。
by 斗夢 (2011-06-12 06:50)
1枚目の画が壱番良いな~
なんだか妙にリアルに感じる(^^)
by (。・_・。)2k (2011-06-12 07:13)
ミスギリシャや21世紀のクレオパトラの写真の影響か、クレオパトラの魅力が膨らんでいってます。
by Gokigensan-Pictures (2011-06-12 11:13)
クレオパトラはそれほど美人ではなく,
声の美しさと知性が魅力的だった,と言う説もあります。
いずれにしても,男性のハートをわしづかみにできる女性だったわけですね☆
by 【みなと】 (2011-06-12 11:25)
こんにちは (^_^)
nikiさんの記事をまとめて読もうとするのは浅はかでした。
どれも読みごたえ十分だし、読み切れない(^_^;)
クレオパトラ、ルイ17世、王冠、香水・・・どれも興味深く
読ませていただきました!
by やまだ (2011-06-12 11:29)
nikiさんは中世の世界がお好きなんですか?
by yu-papa (2011-06-12 12:30)
はい、yu-papaさん、中世ヨーロッパ大好きです^^
日本なら中古(平安時代)が一番好きです~♪
by niki (2011-06-12 12:51)
こういう美女伝説って興味津々です(*^_^*)
by ラブスコール (2011-06-12 15:31)
こんにちは。
当時の歴史を私たちは、リズのクレオパトラで学んだのでした。でも空前の製作費で20世紀フォックスはガタガタになったとか。
by sig (2011-06-12 15:54)
ミス・ギリシア、美人揃いですね。
個人的に2005の人が好みです(笑)
以前、ドイツに行ったことがあるのですが、
隣国ベルギーの女性が凄くキレイだったことを記憶してます。
by MK (2011-06-12 19:46)
クレオパトラって、西欧の方々にとっては永遠の憧れなんでしょうねえ。
カエサルにアントニウス、そこに絶世の美女、もう一つオリエントの薫り高いエジプトだもんなあ。
もう3拍子どころか4拍子も5拍子も揃ってますねえ。
by ナツパパ (2011-06-12 20:09)
アンジーのクレオパトラ?
しらない、知らない~
昔「アレクサンダー(アレクサンドロス?)」(タイトル正確なの忘れた)
で、アレクサンダー大王のエキセントリックな
おかあさんやっていたのがめっちゃぴったしでした。
エリザベス・テイラーってごく若いときってほんとうに美女だったけど、
この「クレオパトラ」のときは、
ヤキの入ったオバチャンって感じでど~もだったような記憶が。
ま、自分が子供だったせいっていうのもあるかな~
今見ると、別の感想があるかもしれないけど。
by sadafusa (2012-09-08 14:00)
才色兼備・・・才色兼美・・・菜食研美・・・あぁぁぐだくだ。
私が実際に出合った日本の議員さんには・・・あぁ・・・。
by hanamura (2012-09-08 21:50)
20世紀のクレオパトラは、映画会社を傾かせましたね…。^^;
by vega (2012-09-08 22:35)