たわむれの・・・ [WAKA]
ももくさの 花のひもとく秋の野に 思ひたはれむ ひとなとがめそ
訳: いろいろな草花が生い茂る秋の野で、
もし私が戯れの恋をしても
誰も咎めないでほしいものだな
『古今和歌集』より。
詠み人知らずですが、男性の歌です。
なぜって?
それは・・・
花のひもとく、というところでわかります。
「花」とは若い女性のことなのです。
野原で戯れの恋をする・・・というからには、この女性は身分が低いのですね。
でも美しさについついふらっとなって・・・
だからそんな自分の血迷った行動を、だれも注意しないで見逃してね、というような歌なのですw
酔っていたのでとかストレスが溜まっていたのでなどという言い訳ではないんですね、美しい人だからついふらふらと^^。
by 斗夢 (2012-11-24 05:39)