はかなき朝顔 [WAKA]
あさがほを なにはかなしと思ひけむ 人をん花はいかが見るらむ
訳: 朝顔の花を ひとはなぜ儚く悲しいものだと思ったのでしょうか。
そんなことを思っている人のほうを、朝顔は儚いと思っているかもしれないですよ。
『拾遺集』より 藤原道信朝臣のうた。
殿上人たちが人の世のはかなさを嘆いた時に詠んだ歌と伝えられます。
人は儚いものに心惹かれます。
永遠よりも刹那の美に、より魅せられて感動するようです。
人から見れば朝顔ははかない命なのかもしれません。
でも、人よりも長い命を持つ者や、あるいは普遍のものから見れば
人間だって同じように、もしかしてそれ以上に儚いのかもしれません。
「コギト・エルゴ・スム」(今を生きる)・・・・・。
儚いなりに思いのままに、生きたいものです。
戦後67年、当時を知る人たちも年々少なくなってきます。
戦争を直接知らない私たちは、心を広く、敬意を払いあい、
軽薄なマスメディアの煽動に踊らさらない良識を持ち、
憎悪や怒りを受け継がないように努力するべきです。
言い放つことは簡単であって、実行にうつすことは難しい。
お互いが思いやりを持つことが大切です。
わざわざ、平和を遠ざけて混乱させることはないです。
ハッとさせられました
いいうたですね!
by xie (2012-08-16 13:46)
「儚いなりに思いのままに、生きたいものです」
まさに私の気持ちそのままのような言葉です。
私らしく、このまま時が過ぎていきますように…
by ようよ (2012-08-16 15:59)
自分の小さな思いを、想うがままに守ることほど、難しいことはありませんね。詩唄いが詩に寄せる思いは、儚い夢に終わらせてはなりません。諦めずに自分で育てて行くものです。そうすれば、必ず儚い夢も、儚い思いも、守り切ることはできます。
by daimuran (2012-08-16 18:53)
人間なんて所詮ちっぽけなものなんだから
争いなく生きて行きたいものですね。
by PATA (2012-08-16 21:30)