ちょっとだけミステリアス [Paintings]
イギリスの画家トマス・ゲインズバラ(1727-1788)は、おもに風景画を描いていました。
この絵は友人の息子がモデルだろうと言われている絵です。
じつは、別の風景画を塗りつぶした上に描かれているのです。
ほかの画家たちも、描いた絵の上に別の絵を描くというリサイクル的なことはしています。
だから時々、何かの絵の下から超有名な巨匠の作品が出てきて世間を騒がす、というようなことが
あったりしますね。
ただのリサイクルか。
嫌な思い出の絵を塗りつぶしたのか。
たんにキャンバスが足りなかったから?
あるいはなにか秘密が・・・・・なんて、考えると楽しくなります。
この絵は『青衣の少年』。
中学生くらいの少年ですね。しっかりした顔立ちでかしこそうですw
キャンバス、なかなか高価なものだったようですね。
うれている画家さんでも赤字にしない為には再利用が多かったのかもしれませんね。
最近このリサイクルされたキャンバスに描かれた植物の絵画が
ゴッホのものだったとわかるニュースもあったりで、おもしろいな~って感じます。
もちろん、わざと上に描く、ということもあったでしょうね^^
いろんな意図がそこにはありそうで、ミステリーがあってほしい!
by nana_hyr (2012-04-10 05:20)
画家の描く芸術作品は頭の中にぎっしり詰まっていて、表現する方法も豊富なのかもしれません。友人の画家は作品が完成かなと思ったらいきなり塗りつぶして別な画を描き、完成した200号の作品は見事なものでした。
by 風太郎 (2012-04-10 05:21)