カサノヴァ [l'histoires d’hommes]
ジャコモ・カサノヴァは、旅回りの芸人だった父と女優の母との間にヴェネチアで生まれました。両親には5人の子がいましたが、子供たちには関心を全く示さなかったそうです。
それが彼の性癖に影響を与えたとしても何の不思議もなかったでしょう。
幼いころは運よく上等の教育が受けられたおかげで、16歳で法学博士となりました。
しかしその後は180度生き方が変わります。
なまじ容姿がよかったようで、金持ちの老人にうまく取り入って社交界の寵児となり、
派手な女性遍歴を繰り返します。このことから女たらしのことをカサノヴァと呼ぶようになりました。
さて、仕事も忘れて女遊びに夢中になり、旅回りのヴァイオリン弾きに身を落としても、
彼はめげませんw
錬金術師、外交官、作家、ペテン師・・あらゆる肩書きで、ヨーロッパの貴族をだましました。あるときは貴族の老人に取り入って、まんまと容姿になり、貴族の称号を手に入れました。
でも、最大のパトロンであったデュルフェ侯爵夫人がなくなった後は、運が尽きたのでしょうか、転落の人生を送ったそうです。
派手な人生のあとに転落していったと記録や記憶に残るのは淋しいですよね。
終わり際が大事・・・気をつけなきゃw
by nana_hyr (2011-12-18 14:26)
自分本位で生きていても、人が認めるのですから、なかなかたいした才能ですね。
by sig (2011-12-19 00:31)