水鐘寺(スジョンサ)でのお茶事♪
お参りも済んで、絶景も堪能した後。
清水の舞台のようにせり出た展望ポイントの隣に、10畳ほどの簡易な建物が建っています。
靴を脱いで上がると、10卓ほどの木のテーブルが並んでいて、お茶のセットがそれぞれに置かれています。
ここは参詣した人たちに無料でお茶を提供してくれるところです。
奥には一人の女性の茶事様がいらっしゃって、作法を教えてくださいます。
茶器とともに、一応インストラクションはおいてあるのですが・・・・なかなか難しいですよ^^;;;
まずは茶事様のところからポットにお湯をいただいてきます。
カフェでコーヒーもいいけれど、心静かに絶景を眺めながら山の上でお茶もいいものですね。
小さいころは落ち着いた雰囲気なんて苦手だったのに、私も大人になったのね~なんてw
でも私たち以外は、人生の酸いも甘いも知り尽くしてきたお年寄りばかりです。
友達がます、インストラクションを読みながらお茶を煎れることに挑戦です。
まずはポットからお湯を大きな器にいれます。
70℃~80℃にする点は、日本の玉露と同じですね。
茶こしは竹を細かく編んだものです。これ、ほしいなぁなんてw
で、ここにお茶の葉を入れてからお湯を注いだら・・・・
茶事様がそっと私たちの卓に来て、そうではないですよ、国語も読めないのですか、とやんわりと
おっしゃいました。
友達がちょっと間違ったので、それから茶事様がつきっきりで教えてくださいます。
ところで・・・
この道具、何に使うのかわかりますか?(と私たちも訊かれましたがわかりませんでした^^;;;)
直径7cmくらい。
なんと・・・急須のフタを置く台なのですって。日本にも、ありますか?
さて、茶事様のご指導の下、再び仕切り直しです。
お湯を器に入れて冷まします。この時に大切なことは、高い位置から注いで、水音をたてることだそうです。
そして急須に葉を入れます(日本と同じですね)。
その急須を、自分の体に近づけて、丹田(おへそのあたりとみなしてよろしいでしょう)あたりで心静かに温める感じで30秒ほど置きます。
それを茶こしで再び器に移します。
そしてこの時も水音をたてます。水音が、ほんとうに大切なのですって。
器に移したお茶を、茶碗に注ぎます。ここでお湯は60℃くらいになっているそうです。
左手が上座なので、上座のお客さんの分から注ぎます。
これでやっと飲めます~♪
低温で煎れた、甘みと香りが豊かな緑茶(ノクチャ)です。
猫舌の私には、最高のお茶でした。
わかりましたか? こうして煎れるのですよ。と茶事様は言い残して、戻って行かれました。
香港で茶藝を体験したことはありましたが・・・韓国では初めてでした(韓国人の友達も初めてでしたw)。
大きなガラス窓から山の紅葉と漢江を見下ろして飲むお茶は、最高です^^
茶事さまが再び私たちの席にやってきて、静かにおっしゃいました。
「このお茶は蓮の葉茶です。特別にご馳走しましょう」
色が少し、緑茶より濃いですね。口に含むと爽やかな甘みが広がります。
うれしい配慮です^^
さて・・・
お茶を堪能したら、後片付けですよ。
まずは急須の中に直接お湯を注ぎます。
そしてお茶の葉を浮かし、お湯ごと器にあけます。
次に、使った茶碗を器の中に入れて・・・
出がらしのお茶に押し付けるようにしてぐりぐりと回し、ふちを洗います。
そして水気をきって、元の位置に戻します。
これで作法は完了です。
次に休憩したがっている人たちが外で待っているので、あまり時間をかけるのも済まないので、
十分にリラックスできたし、席を離れます。
茶事様に礼をして、駐車場まで下りて行きました。とてもさわやかな気分になりました♪
ろうそくですか?帰りに見たのですが・・・ちょっとだけ、まだ残って燃え続けていました( ´艸`)
願い事は私自身のことではなかったのですが・・・・・帰国して2週間、早くもかなえられた模様です^^
何をお願いしたかは・・・ひみつです~(●´▽`)ナハハ
急須の蓋置き、ありそうでなかったかも~。
あると便利ですね♪
by フヂ (2011-11-11 01:27)
お作法が多いですね(+_+)
読んでいるうちに頭が回ってきましたw
誰かのために願い事をかけるっていいですね。
by nana_hyr (2011-11-11 02:26)
素敵ですねー♪
本当に盛りだくさんに楽しんで来られた夏休み。
エネルギーが本当に羨ましいです!
確か裏千家では急須のふたは袱紗で受けて裏返して置いたような。。。
もう20年くらい昔のことでよく覚えてませんが、
急須のふた置きはなかったですよ。
by fam-kaninchen (2011-11-11 05:25)
お茶の作法は難しいですね。
私も台湾でお茶の作法を見学
しましたがチンプンカンプンでした。
願いがカナって良かったですね。
by kazu-kun2626 (2011-11-11 07:12)
こんにちは(^_^)
お茶の入れ方は少し難しそうですが貴重な体験で
楽しそうですね。心静かにいただいてみたいです♪
急須のフタを置く台は初めてみました(*^_^*)
by プースケ (2011-11-11 08:03)
韓国でもお茶の文化が息づいていたのですね。
これは初めて知りました。
by ナツパパ (2011-11-11 08:24)
興味深いですね。
お道具の感じは中国のお茶席でみるもののようでもあり…
あと片付けの作法も興味深いです。
by orange (2011-11-11 09:58)
このお茶の入れ方は韓国では見ませんでしたが
中国の故宮博物館の裏で戴いたお茶と同じようです。
急須の蓋置は知りませんでした。
by 旅爺さん (2011-11-11 11:44)
丁寧にいれたお茶は、究極の味ですね~!
作法は、難しいけどいいものですね。
by メルシオ (2011-11-11 12:20)
ひえ~、こんなに色々作法があるのなら
リラックスできません~(苦笑)
by よーちゃん (2011-11-11 13:07)
こんな厳格な作法のお茶もあるんですね。中国茶の作法ともまた違って、日本茶の作法とも少々違うようで、興味深いです。韓国のお茶と言うと、我が家ではコーン茶と柚子茶しか買ったことがないですけど、緑茶はどんな味なんでしょう。飲んでみたいです。
by 千波矢 (2011-11-11 17:18)
工夫茶ですね♪
きっと美味しかったことでしょう!
和みますね♥
by まろり〜な (2011-11-11 20:11)
韓国の茶道(?)って中国っぽいんですね。
一杯のお茶をこれだけ丁寧に入れると
味も心も大満足ですね♪
by みずき (2011-11-11 20:42)