「鹿の苑」の女主人 [l'histoires de femmes]
ポンパドゥール夫人は、銀行家の娘で平民ながらも、ルイ15世の寵姫となりました。
女の一生は、結婚しても華やかさが続く人は続くのですね・・・・。
既婚者ながらそのたぐいまれな美しさのために、ルイ15世の目に留まったのだそうですよ。
王が相手では、旦那もどうしようもないのですね^^;;;;
でもルイ15世は好色なので、すぐに飽きてしまうのです(サイテー)。
でも彼女はただ涙をのんで去るようなことはしなかったのです。
みかけに寄らずしぶといですww
(彼女は体が弱かったので、王の性欲には付き合いきれなかったから、お相手をしなくてもよい方法を考え付いたともいわれています)
ルイ15世は、森のはずれに「鹿の苑」と呼ばれる館を所有していました。
ここは彼が、若い娘と遊ぶためだけの場所です。
ポンパドゥール夫人は、ここの管理を自らかって出ました。
そして町から若い娘をさらってきては、王の相手をさせていたのです。
王の寵愛が一人に集中しないようにと、娘たちは頻繁に入れ替えられました。
当然、王の私生児は60数人に上ったと言われますが、その後の処理もすべて彼女が担当したようです。
娘たちは自分が相手をさせられる男が何者なのかも知らないままだったと言います。
・・・ひどい話です。
王の愛人から「共犯者」へ格上げになった彼女は、政治にも介入するようになりました。
王が遊びほうけている間に、彼女が秘書的な業務をこなしていたようです。
美人で有能なのかもしれませんけど・・・・自分の保身のために何も知らない娘たちを翻弄するなんて、
コワイ人です。
ちなみに、ヘアスタイルのポンパドールは、このポンパドゥール夫人に由来しています。
コワイですね。コワイコワイっ
淀川長治さん風に思いました。
あたまのいい女の人は味方につけておきたいものです・・・
by nana_hyr (2012-05-11 15:18)
「ポンパドゥール」でパンを買うときは、いつも彼女のエピソードを思い出しています。
by sig (2012-05-11 22:57)
仏教に出てくる「鹿野苑」とは、正反対の世界ですね。
by Hirosuke (2012-09-11 00:42)
ブーシェの肖像画もすきですが、ラ・トゥールの
このパステル画の肖像画もなかなか
知的な感じで好きです。傍らには百科全書。
公爵夫人は体が弱くて、よく熱を出して寝込んでいたんだそうです。
おなかも弱くて、王様に付き合って夜食とか食べていると、
王様は鯨飲馬食だったので、公爵夫人は消化不良になって
苦しんだのだとか・・・。
アッチのほうでも、すごい体力だったので、公爵夫人はヤバイと
思ったのだそうです。
これはまともに付き合っていたら、誰でも体力負けで死んじゃうと。
で、考えたのがフランス版大奥「鹿の園」 笑
ひとりでつきあっているからダメなのよ、交代だったら
大丈夫・・・・。
でもやってることって「女衒」以外の何物でもないわね・・・
by sadafusa (2012-09-11 14:53)
こういう話を聞くと、歴史って女性が影で作ってるなぁ~(@0@;)と感心します(^^)v
by さうざんバー (2012-09-11 20:10)