Pride and prejudice [Movies 2 C]
2005年にキーラ・ナイトレイ主演でリメイクされました。
BBC政策のドラマのほうがより好きですが、あのイギリスの田舎の風景を見られるなら、どちらでもよいと
思ってもみます。
ドラマ版。
『ブリジット・ジョーンズの日記』でも、ブリジットが理想の男性として挙げているのはこの映画でコリン・ファース演じるミスター・ダーシーです。そして『ブリジット~』のなかでも、ファースが同じ役名で出演しています。
コリン・ファース。
エリザベスは知性ある美しくつつましい、気の強い女性です。5人姉妹の次女でしっかり者。
でもジェントリ階級ながら家は財産がなく、母親は娘たちをなんとか金持ちに嫁がせようとなりふり構わず、
妹たちも軽薄で浅はかで後先考えずにあちこちで恥をさらします。
彼女の唯一の対等な話し相手は姉のジェーンだけ。
お金持ちのダーシーが、初対面の時に自分のことについて失礼なことを言っていたのを偶然耳にして、
彼女は彼に対してかたくなに心を閉ざすようになるのです。
二人のぎすぎすしいやり取りに、やきもきさせられます。
なぜって、お互いに惹かれあっているのに、どちらも素直ではないからです。
お姉さんのほうを気に入った友達が、彼に「妹のほうもかんじがいいね」と言うと、彼はつい、「僕がほれるほど
十分に美しいわけではないさ」と言ってしまうのです。しかもそれを、彼女は偶然に耳にしてしまうのです。
「あんなひと、もう二度と口をきかないわ!」
・・・この気持ち、なんかわかりますよね。
特に気になる相手に冷淡にされたら、ついプライドで自己防衛してしまいます。
ダーシーは大人なのに、小学2年生の子供みたいに、好きな相手に素直に接することができません。
18世紀のイギリスの格差社会の壁は、人を好きになるときも邪魔になるのですね。
自分の家柄よりもかなり格下のエリザベスに対して、好意を見せることがなかなかできないのです。
エリザベスのプライドの高さも半端ないのです。
家族に品がないからと、家に財産がないからと、安っぽく見られたくないのです。
首つりじゃなくてブランコですよw
親戚の牧師に求婚されても、その人の浅はかさが許せなくてきっぱりと断り、どうしても娘たちを片づけたい
母親を激怒させますが、彼女は決して首を縦に振りませんでした。
代わりに、美しさも財産もない友達が、彼にアタックして結婚することになります。
美しさも財産もなく、年を取っていくだけなのに、出会いもない田舎であせる友達のシャーロットは、普通の
女性のステレオタイプのような感じです。結婚した彼女を訪問したエリザベスは、彼女が幸せなのを見て
ほっとします。
でも、彼女のダーシーとの関係は、さらに最悪になっていきます。
お互いの意地の張り合いといえばそれまでですが、偏見に誤解も重なって、事態はどんどん複雑に。
シャーデーの歌に、Love is stronger than prideという曲があります。愛はプライドよりも強い、という意味です。
この二人の場合は、プライドが勝っていて、そのために恋敵もいないのにことがややこしくなるのです。
でも、ダーシーが身分の低いエリザベスの親戚にも気を使うようになり、敬意を払い始めることから、
偏見も和らいでくるのです。
要するに、プライドを気にしないような愛に出会えるかどうか、ということなのかもしれないですね。
高校生の時にJ・オースティンに夢中になったけれど、今見ても読んでも同じように感動できるなんてホントに、
すごいことですw
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・・・今夜もひどい重さですね。
メンテナンスはなんの意味もなさないようですね。
本当にひどい速度で、ご訪問しきれていませんT_T
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- メディア: DVD
2012-02-15 00:08
coucou♪(・ω・)ノ!(288)
ご自由に(19)
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ひどい遅さですね!全く何をメンテしたかわかりませんね。
by みぃにゃん (2012-02-15 00:15)
好きな映画です。監督も好きです。
by enpoko (2012-02-15 02:32)
nikiさん、今晩は。 南アフリカに興味を持って下さって嬉しいです。
nikiさんの幅広いジャンルの記事楽しく読ませていただいております。
これからもよろしく!
by s-navi (2012-02-15 04:05)
あんまり変わってないですね^^; もう一回あるので次回のメンテに期待ですね^^
by ninja (2012-02-15 05:51)
おはようございます。
久しぶりに雪が降り、白銀の世界になりました!
若い時の気持ちは純粋で歯がゆいものですね。
今考えるとその純粋さを必死で守った気がします!
暖かいコメントありがとうございます!!
by シラネアオイ (2012-02-15 07:50)
NHKで放送してたBBC版、かなりはまり込みました ^^
so-netさん、メンテしてないんじゃないですかね〜。夜9時くらいから重くなります。
by carotte (2012-02-15 09:59)
男と女というものは微妙ですね。
by kiko1578 (2012-02-15 11:03)
出会ってしまったのが罪かもしれません。
でもプライド捨てられないというのは愚かなことです。
ドラゴン・タトゥーの女、是非是非!
さすがデヴィット・フィンチャー、でしたよ\(^o^)/
by nana_hyr (2012-02-15 12:43)
わたしは知らなかったのですが、観てみたくなる映画ですね。
わたしも大人なのに、相手に素直に接することができません。いつもつまらない意地を張ってしまって……。
by はなぶく宇宙人 (2012-02-15 13:35)
wowowで見ました。
面白かったし・・・考えさせられました。
by hatumi30331 (2012-02-15 13:57)
原作のジェーン・オースティンの長編小説『高慢と偏見』は1813年1月28日イギリスで発刊され、今度宝塚が、「天使のはしご」と言う題名で公演するそうです。
最近話題にしたばかりだったので激しく反応してしまいました。。。
200年前の小説なんですよね。。。
by boopyon (2012-02-15 15:05)
私もWOWOWで・・・。DVDにしました。
by sig (2012-02-15 15:38)
分かっていても、素直になれないときって、ありますよね。。。
感情って、難しい。。。。
by ゆう (2012-02-15 17:00)
コリン・ファース。
いい俳優ですね。
「ラブ・アクチュアリー」の作家の役も
よかった。
by cafelamama (2012-02-15 17:54)
恋愛はとんと縁が無い馬爺です、恋愛ものはとんと読みません。
by 馬爺 (2012-02-15 19:41)
映画大好きなので
是非観てみたいです
早速DVDレンタルしてきます
by めい (2012-02-15 21:47)
やっぱりJ・オースティンと言ったらこの物語が一番好きです(^^)
BBC版はめちゃくちゃはまりました~☆
by non_0101 (2012-02-15 22:12)
リメイク版はお気に入りです^^
キーラ・ナイトレイには、ぴったりの役柄でしたね。
美しい英国の牧歌的な風景と、静謐なラストも素敵でした!
by つむじかぜ (2012-02-15 23:51)
これ見たら、物語よりお衣装に注目しちゃいそうです。
時代物を見るとお衣装をみてしまうの~♪
このお洋服作るにはあの資料かしら~?って。
by お針子姫 (2012-02-17 10:18)