エリーザベト [l'histoires de femmes]
オーストリア皇帝であり、ハンガリー王であったフランツ・ヨーゼフの妃です。
172cmで50kg(!!!)そしてなんと・・・・ウエスト50cm!!
『風と共に去りぬ』の主演女優ヴィヴィアン・リーが47cmでしたっけ?
1800年代に、すでに美容のために美容器具を使ってエクササイズしていました。
それにしても、すごいプロポーション。努力のたまものでしょう?
モデルになれそうな体型で、しかもこの美貌。
皇帝に見初められるのもうなずけます。
姉の見合い相手だったのに、妹のほうが見初められたのです。
彼女は根っからの自由人で、すべての束縛を嫌ったそうです。
姑との仲も悪くて、自分の手元に置きたかった生まれたばかりの息子を取り上げられて)しかたのないこと
ですが)それで余計に反発したようです。
でも・・・・。
ダイエットのし過ぎで拒食症になったり、精神が不安定になりました。
そのために浪費が激しかったようです。
年を取ると長年のダイエットがたたって、シミやしわに悩み、顔を黒いヴェールで覆い隠すようになったと
言います。
夫の死後は喪服を脱ぐことはなかっと言います。
アルバート公の死を悲しんで喪服で過ごしたイギリスのヴィクトリア女王とは違って、彼女は喪服(=黒)が女が一番美しく見える色だということに気づいてずっと着続けたのかもしれないと、美に対する執念の深さから、
つい思ってしまいます。
いとこの子、ルードヴィヒ王とも親しかったと言います。
狂王と言われるルードヴィヒ。新白鳥城をつくり、作曲家のワーグナーを愛した、夢の世界に住んでいた王様
です。彼らは不安定なところで似ていたのかもしれませんね。
息子であるルドルフ皇太子は自殺してしまいます。
彼女自身も、イタリア人に刺殺されてしまいました。
詳しい一生は→ http://niki310.blog.so-net.ne.jp/2011-11-23-4
美貌と幸せを両立させることは難しいことなのでしょうか。なんて思っちゃいます。
by sig (2011-05-26 19:50)
すべての物を手に入れることは、誰も出来ないのでしょうね。
今の自分が持っている小さな幸せで十分…と思います。
by vega (2012-04-08 09:19)
この肖像画をデザインした切手が、日本で発行されましたよ。
by たいちさん (2012-04-08 22:08)
来月、ミュージカル「エリザベート」を観に行きます。
by michaela (2012-04-11 09:36)