Passage des panoramas [Paris 2015]
入り口にパノラマ写真を設置していたことが名前の由来だそうです。
1800年に作られました。
古い切手のお店があるので、収集家には人気だそうですが、小さな食堂やカフェ、クレープリーに気を取られて、切手のお店を見ることができずに通り過ぎてしまったのでした。残念(笑)
ここはホントに「商店街」という感じです。
さて、パッサージュの散歩はまだ続きますよ。
次はパリで一番美しいと言われるあのパッサージュへ。
Passage Jouffroy [Paris 2015]
メトロの9号線が通っているモンマルトル通りから入ったのは、パッサージュ・ジュフロワ。
グレヴァン博物館という蝋人形館があり、人気の高いパッサージュなのだそうです。
1840年代半ばごろに、鉄とガラスを組み合わせて作られた新古典様式のパッサージュです。
床暖房という点でもパリで初めてだったとか。
屋根があって床暖房、冬のお散歩にはもってこいみたいです!
この ↑ お土産屋のお兄さん、いきなり「STAP細胞はアリマセン!」と日本語を言い出して、ちょっとびっくりしました(笑)
ちょっと、いや大分古びた言葉だと思ったのですが、だれか日本人が教えたのでしょう。
お店の中はお土産物がぎっちり、かわいいものがたくさんありました。
私はここで、甥っ子たちにバゲットの形のペンを買いました。
ホテル・ショパン。
一度は泊まってみたいなぁ・・・・
パッサージュの中にあるなんて、ますます真冬に旅行したら泊まりたい!!
そのお隣は、蝋人形館への入り口が。
蝋人形館はいきませんでしたが、お隣のホテルに泊まる機会があれば、たぶん行ってみると思います。
ミニチュアの家具やアクセサリーのお店がかわいかったけれど、店主のインド系の女性はめっちゃ態度悪かったですね。客商売する気がなさそうな。モノは素敵なのですけれどね。店員はまったく素敵じゃない(笑)
レストランやカフェ、お土産屋さんもたくさんあります。
1974に年に歴史的建造物に指定されたそうです。
こういう時が過ぎ去る感覚を感じさせないような場所、好きです。
Whatever,wherever,whichever. [Paris 2015]
人生の選択の幅は、
実はあんがい広い。
カルネとビエ [Paris 2015]
メトロの切符。
自動販売機で買います。
メトロとバスは共通です。
まずは言語を選択して、
10枚つづり(カルネ)か1枚かを選び、
1枚なら人数も選びます。
手前についている大きなローラーをコロコロ回して選択します。
おもしろい・・・・
Le Buillon Chartier [Paris 2015]
メトロ8と9号線のグラン・ブールバール駅のすぐ近く、うっかりすると見過ごしてしまいそうな路地にその店の看板が出ています。
それにしても、手書きのメニューって、読むのがめんどくなります(笑)
ここのは比較的読みやすそうだけれど。
今回はランチの開店時間に行ったのですいっと進めますが・・・
夜8時くらいになるとこの細い通路から外の通りにまで行列が数珠つながりだそうです。
Le Buillon Chartier。
「シャルティエ」だけでも通じます(たぶん)。
1896年に労働者階級向けにオープンした、パリで一番古い食堂!
通路を抜けて中庭に出ると、こんな入り口が。
この入り口だと店内が小さいのかな・・・と思いきや、入り口に似合わずめっちゃ広い店内!
オープン直後でもどんどん入ってくるお客さんたち。
そして白黒の制服のギャルソンたちが輪になって最後のミーティング。
席なんて選んでいる余裕なし。
勝手に振り分けられます(笑)
ここは高いパリのレストランに辟易した頃に来ると、とっても感動しますよ。
だって・・・パリで一番古く、パリで一番安い食堂なので!
私たちのテーブル担当はちょっとメタボな陽気なおじいちゃんギャルソン。
大ベテランという感じです。
フランス語のメニューが来た。
でも、なんか、大丈夫かも。
それで、調子に乗ってフランス語で注文してみました。
というか、おじい、英語わからんて言うのですもの。
がんばった、私!(笑)
叔母がパスタ食べたいというのでボロネーゼ、私はカモのコンフィ。
サラダにえびアボカドを一つ。
あ、
これこれ、
ここの店は恐ろしく回転が速いので(なにせ安くておいしいから)、テーブルクロスが紙なのです。だからギャルソンはテーブルクロスに注文を書くのです!
水は頼めば持ってきてくれます。
そしてパンは無料。
いくら食べても(たぶん)無料。
台湾人の英語堪能な3人組のギャルと相席。
3人で写メってたので、「撮ってあげましょうか?」と。
「わ~、ありがとうございます!」てな感じで。
国際交流~。
えびアボカド食べていたら来ました、カモのコンフィ。
どうしてこのころころしたジャガイモ、素揚げして塩かけただけなのにおいしいのかなぁ?
隣のギャルたちも大きなステーキをもりもり食べています。
開店後20分もすればほとんど満席です。おそるべし。
小学生の団体さん、たぶん、社会科見学か何か?の子供たちが、がやがやと入ってきて2階席いっぱいに座ったようです。
内装が19世紀、まるでタイムスリップしたみたい。
おじいを呼んで「ラディシオン、シルヴプレ~」と言うと、テーブルクロス見て計算を始めました。私はもう合計わかっていたけれど、おじいが計算おわるのをおとなしく待っていました(笑)
私たちが店を出るころには外まで行列。
今度は夜に行ってみたいです。
Chartier
11:30~22:00
7 Rue du Faubourg Montmartre, 75009 Paris, FRANCE
Passage Verdeau [Paris 2015]
パリにはパッサージュがいくつかあります。
パッサージュとは19世紀に作られた、屋根付きの通路のこと。
イメージ的には、パッサージュ・パノラマからジュフロワ、そしてヴェルドーまで、大通りで区切られているけれどつながっている感じ。
ヴェルドーは3つの中で一番北側。
パッサージュって、ほんとに通路の役割だけのものもあれば、両側にお店やカフェが軒を連ねるものもあります。
ここは3つの中で一番地味と言えば地味でしょうか・・・
ジュフロワができてすこしあとくらい? に作られたようで、同じ建築家のデザインです。
高い天井はフィッシュボーンの金属とガラスです。
時々、横の通路もあります。
お昼時は地元の働いている人たちがお昼ご飯を買いに通るのでしょうか。
古本屋さんや刺繍店のウインドウはとても素敵。
タイムスリップしたような気分になります。
Busbus [Paris 2015]
パリで一番好きな移動手段。
それはバス!
どこにでも行けるし、地下鉄との共通の1.70ユーロの切符一枚で、前のバスから乗り換えのバスまで1時間以内であれば一日じゅう乗り放題!
今回のホテル、一番近い大きな通りはオペラ通りでした。
これこれ、95番のバスは南はヴァンプの蚤の市、北はモンマルトル、クリニャンクールの蚤の市まで一本で行ける便利な路線で、たくさん利用しました!
地下鉄は便利だけれど、ほとんど外の景色を楽しむことができませんが、バスは街並みを眺めることができるので、私も叔母もバスに乗ることを大いに楽しみました。
バス停の上を見ると、
そこに停車するバスの番号が書かれています。
そしてアクリル板の路線図があるので、写メって持ち歩きました。
これがすごく役に立ちました!
ある朝、モンマルトルへの行き方をバス停の案内板でチェックしていると・・・・
「どこへ行きたいんですか?」と、お兄さんがフランス語で訊いてきました。
「サクレ・クールへ行きたいです」とあやしいフランス語で答えると、
「ではこの番号のバスに乗って・・・」とお兄さんが説明してくれ始めると・・・
OL風のおねえさんや、おじいちゃんも会話に入ってきて・・・
「サクレ・クール? モンマルトルね。95番ね」
「そうだ、このバス停で降りるんだよ(と路線図を指さすおじいさん)」
「おりたらね、右へ行くんだ(と、ドロワ!と右を手で示すお兄さん)」
そしてバスが来ました。
みんな同じバスに乗り込みました。
「どうもありがとうございます~」と皆さんにお礼を言い、
「良い一日を~」と付け足したら、「あなたもね」とみんな微笑んでくれました。
パリではイケズされるってきいてちょっとびびってたけど・・・
みんないい人やん! と、朝からすがすがしい気持ちになり、ますますバスが好きになってたくさん乗った私と叔母でした。
メトロのジャポニズム [Paris 2015]
とある地下鉄の駅で・・・・
2つのポスターを見ました。
これと、
これ。
うーん、このマタ・ハリの能・・・・・
すっごく見てみたい!!!
L'aube parut enfin ; la longue nuit s'achevait. [Paris 2015]
Aequam memento rebus in arduis servare mentem.
なにかが、近づいてくる予感がする・・・
ヴァンプの蚤の市 [Paris 2015]
5月の末はまだ朝方はひんやりでした。
かわいこちゃん発見! ↑ ・・・したのは、ヴァンプの蚤の市です。
朝の9時ごろかな・・・飼い主が出店するのに一緒に連れてこられたようで、涼しさにぷるぷる震えていました。
ヴァンプは左岸のちょうど地下鉄のゾーン1ぎりぎりのところにあります。
モンパルナスからは3号線で4つ目、ポルト・ヴァンプが一番近い地下鉄の駅。
私たちはバスで行きました。
バス停を降りてすぐ一本向うの通りから出店が並びます。
あらら・・・
どっから持ってきたの? というようなお見事なガラクタの数々。
蚤の市初体験の叔母は、「信じられない・・・あんなの、誰が買うわけ?」と呆れていますが、「ああいうものの中に、掘り出し物があるんだよ。誰かにとってはガラクタなんだけど、ほかの誰かにとってはお宝なんだよ」と私。
朝早くても人がいっぱい。
日本人も何人かすれ違いました。
年配のご夫婦とか、仕入れに来ている風なプロっぽい目つきの女の人とか・・・
いやね、買いたいなぁと思うものはなかったですが、もう見ているだけで楽しかったです。
埃だらけのワインのボトルとか(中身ナシ)、家の階段の踊り場に長年かけっぱなしだったような色あせた絵とか、2,30年はたっていそうなグラビア雑誌とか(笑)
ちらほらと食べ物の屋台(の車)も出始めて・・・
スリが多いとのことでしたが、警察が周りにたくさんいるせいか、まったく遭遇しなかったです。
服とか、古い香水とか、古い食器類とか。
ほんと、「どうするの?」と訊きたくなるような代物がたくさん(笑)
これこれ、ここ、すごいと思いました。
本物?
銃とか剣とか!
やはり人気は古着の出店でした。
マダムがたくさん群がってバーゲン状態でしたよ。
目利きの方はここで掘り出し物を探してみるとよいかもですね。