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クリスタル [le coffret à bijou]

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石英の中でも無色透明のものを水晶と呼びます。
クリスタルの語源はギリシア語の「クルスタロル」、氷を意味します。

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工業製品として用いられることが多く、ガラス、時計、ランプやレンズになったりもします。

でも、インスピレーションを高めてくれることでも有名ですね。
東西問わず、占い師と言えば水晶の球を持っている、そんなイメージです。

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ふれると、ひんやりと冷たい。
真冬のとけない氷のよう。


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どんな願いでもかなえてくれる万能の石!!!
最強のパワーストーンなのです。

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でも欲張ってはいけません。
どうしてもかなえたい事ひとつ、一心にお願いすることがよいです(笑)


石言葉は「知恵、直観力」。






アパタイト [le coffret à bijou]

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ちょっとかわいそうなネーミングです。
ギリシア語で「ごまかし」だそうです。

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ほかの宝石に似ているから、そんな名前が付けられたそうですが、本人(人ではないが)は
ごまかそうと思ったわけではないのにね?

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この粉は歯磨き粉に入っていたりしますね。研磨の役目を果たします。歯を白くするんです。

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硬度が低いためかけやすいので、ごくほんの一部しか宝石にはなりません。
産地によって色が異なりますが、スペイン産の黄色がかった緑はアスパラガスグリーンと呼ばれて
珍重されるそうです。

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老廃物を排出する手助けをしてくれる(!)らしいので、老化防止のお守りなんですって(笑)
ほんとうかな?

その見かけからか、石言葉は「惑わし」だそうです。





 [le coffret à bijou]

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何千年も昔から、人々に装飾品やコインとして愛されてきました。
古代エジプトでは太陽信仰のために、金は神の鉱物であり、ファラオは死んだら金になると信じられてきました。
だからツタンカーメンは黄金のマスクなんですね。
あまりにもたくさん産出されるから、エジプトでは銀のほうが価値が高かったのです。
シナイ半島から渡ってくる銀は、金より高値で取引されていました。

地中の太陽、と思われていたそうです。
たしかに・・・太陽のしずくが地面に浸み込んで固まったのかも?

金属の中では最も薄く延ばすことができるので、ひらひらとはかなげな金箔にすることもできるし、糸状にして、刺繍にも使えます。
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そして、いろいろな鉱物と混ぜることによって、色のバリエーションが豊かになるのです。
鉄ならブルーゴールド。
ニッケル、銀、亜鉛、プラチナでホワイトゴールド。
銅でピンクゴールド。
柔軟性にたけているんですね。

中世のヨーロッパでは、錬金術師たちが金を作り出すことに没頭しました。
もっとも、金の生成だけが彼らの目的ではなかったのですが・・・
『ハリー・ポッター』で有名になりました、金を作り出すための特別な石は、「賢者の石」と呼ばれるのです。
パラケルススは有名な錬金術師ですね。

冒険家も海賊も盗賊も、みな洞窟の奥深くの金貨や金塊を狙っています。
南米には黄金の都エル・ドラド。
触れるものすべてを黄金に買えたと言われるミダス王。
中国の古代王朝の黄金の死者の仮面。

19世紀のアメリカ、カナダ、オーストラリアのゴールドラッシュ。
なぜか、ロマンを掻き立てられる貴金属です。

マルコ・ポーロが元の皇帝フビライに言いました。
黄金の国ジパングのことを!
だからフビライは2度も攻めてきたのです。黄金の国を手に入れようとして。
でも2回とも、台風に撃退されました。

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私はあまり金は似合わないので、18Kのネックレスくらいしか持っていません。
フィレンツェのポンテ・ヴェッキオには、金の鎖がたくさん売られていましたが、猫に小判、豚に真珠。
あ~、きらきらまぶしいなぁと、素通りしてしまいました(笑)

賢い人は、ネックレスや指輪にして将来のために持っているのかも?
銀行に貯金するよりもいいらしいですが・・・・さて?

石言葉は、「豊穣。尊敬、美徳」です。












 [le coffret à bijou]

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学生のころからアクセサリーは銀が大好きで、指輪もネックレスもほとんどが銀です。

金が「地中の太陽」ならば、銀は「月の油」だそうです。
そう、誰に教わることなく、月を連想しますね。

「銀の月」という表現があるくらいだから、銀と月は切っても切れない関係ですね。
冬は大嫌いだけど、真冬の澄み渡る空気の中の満月ほど美しい月はないと思います。
夜帰宅して門を閉めようとした時、あら?やけに明るい?と思って空を見上げると、まぁるい銀の月。
月の光をしばらく浴びたくなって、ぐずぐずと門を閉めます。

銀はプラチナと違って酸化してしまうために、うっかり放置しておくと黒ずんでしまいます。
そんな時は銀磨きの布で磨くと・・・・くすんだ黒の下から、もとの美しい姿を現してくれます。
銀は柔らかいので、磨けば磨くほど味のある風合いになってくれますよ。

ギリシア神話の月の女神ダイアナは、銀でできた戦闘服を着ているんですって。
銀は、どこかストイックなイメージがあります。あまり愛想をふりまかないクールビューティのような。

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狼男は銀の銃弾でしか殺せない、というアイディアを作った人は、もしや銀が月のしずくを連想させて、月つながりで狼男と結びつけたのでしょうか?

銀の純度によっては、金のように表示があります。
純度が925以上をスターリングシルバーと言いますが、指輪などは裏側に刻印がしてあります。
子供ながらに、そこはこだわりがあって、925以下は買わなかったんです(笑)

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銀は、人を選ぶのだそうですよ。
波長が合わないと、しっくりこないらしいのです。
金が好きな人はきっと金と相性が良くて、銀の好きな人は銀と相性が良いのでしょうね。
あるいは、どちらにも好かれる人もいるかも?!

私は銀のほうです。
太陽よりも月が好きなのです^^

石言葉は「曇りのない良心、知恵、純粋」です。






ジェット [le coffret à bijou]

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ジェットは有機物です。
朽ち果てた木が泥の中に沈み、何千年も圧縮されて出来上がったものです。

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黒やメタリックブラック、グレイなどが見られます。
その色から、ヴィクトリア朝では喪のジュエリーとされました。
ヴィクトリア女王が、夫のアルバート公の喪に服した時に有名になったと言います。

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修道士のロザリオとしてもよく用いられました。
不謹慎かもしれませんが、ジェットのロザリオ、現代でもふつうにおしゃれです。

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この指輪は、ニースの露店で買いました。
シャトヤンシーが現れてきれいです。

こすると帯電するので、黒こはくとも呼ばれるそうです。


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心の混乱を鎮めてくれる。
旅のお守りでもあり、魔よけにもなり、他人からの干渉を防いでくれるとか。
でも気を付けてください。
人に渡してはいけないんですって。

石言葉は「忘却」。


ルビー [le coffret à bijou]

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もっとも質の良いルビーは、ミャンマーでとれます。

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スピネルという石が、よくルビーに間違われます。
ダイヤの次に硬度の高い石ですが・・・・実は秘密があります。

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本名はコランダム。そして、コランダムでは、赤系統のものをルビーと呼び、それ以外の色はサファイアと呼ぶのです。そう。ルビーとサファイアは、実は双子の姉妹なんですよ。

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たった2%のクロムという物質が、両者を一卵性ではなく二卵性にしたわけです。

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昔からルビーは魔よけの石と言われています。
恋人を引き寄せるともw

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色あせたり、傷がつくと不幸がやってくるとか。

最高級の真っ赤なルビーは「鳩の血」と呼ばれます。


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7月の誕生石。
石言葉は「勇気、威厳、情熱」。



スピネル [le coffret à bijou]

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ラテン語で、「とげ」という意味です。結晶が八面体でとんがっているから。

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いろいろな不純物が含まれているせいで、色がとても豊富です。
すっとルビーと同一視されてきた石です。有名なものは英国の王冠にはめ込まれた「ブラックプリンス」。
ルビーだと思われていたけど、実はスピネルだったのです。

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クロムや鉄で濃い赤からピンク色になります。
コバルトが含まれると青いスピネルに。
透明なものから不透明なものまで、まるで七変化の美女みたい。

でもね、かわいそうなのです。
無色ならダイアモンドのイミテーションに、赤はルビーの、青はアクアマリンのイミテーションに使われてきました。いつも誰かの代わりなのです。スピネル自身もとても美しいのに。

ピンクスピネルは希少なのでとても価値があります。

本物なのに、誰かの代わりも多いのです。
ますます不思議な魅力。

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シャトヤンシーが現れるものや、カラーチェンジするものもあります。
ミステリアスな美女。

石言葉は「安全」。



マラカイト [le coffret à bijou]

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ぽこぽこと小さな粒上の石がくっついて、まるでマスカットのようです。
銅を含むために緑の縞模様になるこの石は、そのマスカット状の塊を研磨すると姿を現します。

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クールビューティな石です。

mal3.jpgこれほしいです[ハート]

世界でも、ほんのちょっとしか採れません。
「マラカイト」は植物の名前ですが、日本では「孔雀石」と呼ばれます。

mal2.jpgカメオ付き!!

硬度が4と大変低いためにもろすぎて、実は「宝石」にはなれません。
でも、古代エジプトの時代からすでに細工されて装身具に用いられていたようです。
それにマラカイトの粉は、目の周りにアイシャドウとしてぬられていました。
銅が虫除けになるからでした。

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身に着けていると、危険や病気から身を守ってくれるそうです。

mal4.jpg男物もかっこいいです。

枕元に置くと安眠をもたらしてくれたり、あるいは集中力を高めてくれたりもします。

それなのに。
それなのに・・・・・・

石言葉は「危険な愛情」ですって!


トパーズ:番外編 [le coffret à bijou]

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こんなトパーズもあるようです。
ミスティック・トパーズと呼ばれるらしいです。

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トパーズが青っぽく見えるのはフッ素が多く含まれているからそうなのです。

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ビタミンCがしみこまれているとされるのは、黄色いトパーズ(シトリン)だけでしょうか?( *´艸`)

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頭がよくなる石でもあるんですって。だから哲学者がよく身に着けていたと言いますが。
身に着けていると効果があるのでしょうか?

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アイオライト [le coffret à bijou]

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結晶の構造のせいで、正面から見れば深く美しい菫の青なのに、横から見ると色あせて濁った透明に
見えるのです。そんな不思議な石。

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日に透かすと色が変わるために、北欧の海賊たちが羅針盤代わりに利用していたそうです。

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だからその言い伝えから? 目標を定める手伝いをしてくれる石とされます。
人の自立を助けてくれるそうです。恋愛と結婚のお守り石であるとも。


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川底から採れることが多くてサファイアにちょっと似ているので、ウォーターサファイアと呼ばれることも
あるそうです。なんかかわいい名前です。

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石言葉は「自立」。




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