SSブログ

金曜日の女神 [Mythologyのみそ]

frigg2.jpg


北欧の神話で女神の中の女神と言えば、フリッグのことです。
ギリシア神話で言うゼウスが北欧神話では天の神オーディーン。
その連れ合いが地の神であるフリッグなのです。


フリッグの息子たちには雷神トールや光の神で神の国一の美男バルドルがいます。
大地とは生命を生み出すことから、アニミズムでは女神とされることが多いですね。

だから彼女は最高位の女神で、出産、育児をつかさどります。
ロキという神(フリッグと仲が悪いです)の悪意によって、彼女の息子バルドルが亡くなります。
夫が亡くなるのは2番目の悲しみ、息子が亡くなるのは一番の悲しみ、という言葉に現れるように、
彼女は母性の象徴です。

frigg1_R.jpg



また、人やほかの神々の運命を知っていますが、彼女は決して誰にも口外しません。
彼女も神ではありますが、他者の運命を変える力はないそうです。


美の女神であるフレイヤと同一視されることもあるようです。
もともとは、一つのイメージだったものが、北欧地域の侵略や民間信仰の伝承による聞き間違いなどによって、イメージがわかれたのかもしれませんが、学術論争が続いていて、結論は出ていない模様です。


frigg3_R.jpg



フレイヤはヴィーナス(=アフロディーテ)と同じように愛と美をつかさどる女神ですが、とても奔放な性格であることから、


フリッグには母性愛、
フレイヤには恋愛


みたいな感じに分化したのかもしれませんね。
専門家ではないので断言はできませんが。


フリッグの日、とは、金曜日のこと。
FridayのFri-の部分は、彼女の名前に由来します。

これもフレイヤの日だとする説があります。
ヴィーナス的な性質を考えれば、フレイヤの日でもあっているかもしれないですね。

金星=ヴィーナス。
金星の日=金曜日。

女性的なイメージです。


フリッグとは古語で、「愛されし者」だとか。


moritakeさん、
フリッグは大気とか雲の女神でもあるそうで(これは天の管轄のような気もします)、
雲を紡いで織物を作るらしいです。

たぶん、家庭的、母性から→家事→糸紡ぎというイメージなのでしょうか。
雲の織物は「世界」になるそうです。
coucou♪(・ω・)ノ!(225)  ご自由に(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

coucou♪(・ω・)ノ 225

ご自由に5

hanamura

他の誰かのコメントとカブリそうですが、あえて征くのが私です。「金曜日の妻たちへ」って、シリーズになった大ヒット・ドラマありましたね。母性愛も奔放な恋愛も、多くの愛に溢れるのが女神(女性)です。それにしても、ロキの悪意って、男(?)の嫉妬でしょうか?醜い!男の嫉妬は醜い!
by hanamura (2014-11-14 11:53) 

ぼくあずさ

ドイツでは金曜日は特別な日のようでした。Siemensの社員食堂
では今頃でしたらジャガイモペースト?+出来の悪いリンゴ1個。
会話のマルガレーテ先生宅では庭で自家製ケーキとコーヒーでした。
by ぼくあずさ (2014-11-14 11:55) 

NUMBER

神話に相当お詳しいご様子。
私は西洋はあまり詳しくないので
いろいろ勉強させて下さいね。
by NUMBER (2014-11-15 21:50) 

moritake

雲で糸を紡いでいたという情報はあったのですが
何を意味しているのかは、分からなかったです。
この情報が正しいのかも分からないですが、画像
を見るかぎり、そんな感じに見えます。
素朴な疑問でしたが、ギブアップしました。
もしか、知っていたら、教えてください。
by moritake (2014-11-16 19:09) 

たいちさん

いつもniceやコメントを有難うございます。
西欧の神話は、絵画や彫刻のモチーフになっていますが、由来は知らないので勉強になります。
by たいちさん (2014-11-17 15:33) 

ご自由にを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
a.HesiodListening to the Inspiration of the Muse.Edmond Aman-Jean.small.jpg

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。