やさしいあかり [Lorem ipsum (創作)]
冷たい風が耳元を吹き抜けて
おもわず身をすくめる夜の帰り道
華やかなイルミネーションにあふれる光の中を通り抜け
楽しげにほろ酔いで歩く人たちとすれ違って
いまここにきみがいないことが少し悲しくなる
きみに会いたい気持ちで星空を眺めるけれど
人工の明かりに阻まれて瞬きはかすんでしまう
星さえもよく見えない夜は
部屋に戻ったらキャンドルをともそう
やさしくあたたかいあかりが
たった今、私のもとに落ちてきた星のように輝く
するとほら、きみが
メッセージを送ってきてくれる
がんばれ
がんばって
いつだって
応援しているよ