エウロパの話 [Mythologyのみそ]
あるところに、美しい少女が住んでいました。
彼女の名前はエウロパ。
古代のフェニキアあたりではよくある名前だったようですね。
彼女の純粋な美しさにひとめぼれしたゼウスは、なんとかして彼女を手に入れようとします。
そして真っ白な牡牛に姿を変えて、花咲く野に横たわったのです。
花摘みに夢中になってお供の侍女たちから少し離れてしまったエウロパは、やがてその美しい白い牛を
見つけて近寄りました。
真っ白な腹をなで、頭を寄せてみます。
細い腕を牛の腹にまわし、そのあたたかな背にうつぶせました。
すると牡牛は、突然走り出したのです。
彼女は振り落とされないようにしっかりと牡牛の背にしがみつきました。
牡牛はあちこち、様々な地を走り廻り、ついには海を泳ぎ渡ってクレタ島へたどり着きました。
そこで牡牛は、正体を明かします。
おどろくエウロパ。でもゼウスは甘言で彼女を籠絡し、ヘパイストスに作らせたネックレスと3つの
プレゼントを贈って、彼女に3人の息子を産ませました。
のちのクレタの王ミノス、楽園の統治者ラダマンチュス、トロイアの英雄サルペドン。
彼女の名前の由来は、広い目、広い顔、という意味のようです。
フェニキアでは、月の女神セレネと同一視されることもあるようです。
セレネ→ http://niki310.blog.so-net.ne.jp/2012-02-04-2
白い牡牛の姿でゼウスが彼女を背にのせて駆け巡った土地を、彼女の名にちなんでヨーロッパと
呼ぶようになりました。
木星の月も、エウロパにちなんで名づけられたそうで、エウロパといいます。
G20、話し合いは難航しそうですね。
ユーロもずいぶん安くなってしまいましたが・・・・・週明けは円安傾向だとか?
誰がヨーロッパを救うのでしょうね・・・・?
もうゼウスは気が多過ぎて…いいなぁ。
by Hirosuke (2012-02-28 08:06)
いろんなお話しに絡んできますね~。
ゼウスっていったい……。
それにしても、今後のヨーロッパおよび世界の経済がどうなっていしまうのか心配です。
by はなぶく宇宙人 (2012-02-28 13:40)
ヨーロッパ!、まさかそんな由来だとは・・・。
またしてもゼウスですか・・・(´Д`;)
手段がとんでもないなぁw
by nana_hyr (2012-02-28 14:42)
こんにちは、完治の難しい病なのでいいお写真で
心和みます、今後とも宜しく願います。
by 吉之輔 (2012-02-28 15:01)
ヨーロッパの由来はエウロパなんですね~
そして、木星の月の名前も…勉強になります^^
by 水無月 (2012-02-28 20:08)
木星の衛星エウロパ。
僕が一番好きな星なんです。
表面は氷。
その分厚い氷の下には、海が存在すると言われています。
でもその名前の由来が、ここからきていたんですね。
また一つ、勉強になりました。
by どん (2012-02-28 20:12)
興味深い物語と素敵な絵の数々、いつも楽しく拝見しています。
”遠い夜明け”心にしみる映画でしたね。
映画といえば”Invictus”もお勧めです!
by s-navi (2012-02-28 22:03)
木星の衛星エウロパは火星に次いで生命が
住める環境に近いみたいですね。
クラークさんの小説の1つの舞台になっていますよね。
by au スマホ カバー (2012-02-29 10:00)