偉大なるガテン系皇帝 [l'histoires d’hommes]
ロシアのピョートル1世は、「大帝(ヴェリーキィ)」と呼ばれる偉大な統治者であるとともに、
冷酷無慈悲な面と、豪快なエピソードの宝庫のような人物です。
まずは、彼の体躯の大きさ。なんと身長2m13cm@_@;;;で・・・でかっ!
でも意外と童顔ですね・・・。
指でコインをひねりつぶすことはお手の物。
蹄鉄を素手で伸ばすこともできたそうです。握力、いくつ?!
さすが、寒い国の王冠ですね。
なのに、さびしがり屋さんで、一人では絶対に寝られないのですって。
大抵は王妃や愛妾が同衾しましたが、やむを得ないときには、部下が一緒に寝たそうです。
でも、身動きをしたりいびきをかいたりしたら大変なことに。むちうちの刑ですって!
ヨーロッパを見て回ったロシア最初の皇帝ですが、オランダではとある東インド会社の造船所で、
4か月間、人夫たちにまじってガテンな仕事をこなしたそうです。好きなのですって、そういう仕事が。
解剖や抜歯の技術も学んだおかげで、さぁ、たいへん。
遺体が出ると公開解剖を行い、見物人を募りました。
あまり申し出がないので、いろんなご褒美を与えたりして・・・>_<
宮殿では、臣下たちの虫歯を抜きまくりました。
おかげで宮殿では、「歯が痛い」が禁句に。
資金集めのために、口ひげ税とあごひげ税をかけたりwww(ロシア人男性のシンボルなのです)
臣下を宮殿に呼び集めて、いきなり全員のひげをちょっきん。
泣きそうだけど、報復を恐れてなにも反論できない臣下たち・・・。
軍隊予行演習では実際に2つの軍を戦わせたために、死者がたくさん出ました。
宴会中は(もともと好きではないので)そわそわ。
美女には目もくれず、チェスやお酒に感心が行きます。
でも皇帝を怒らせるとへそを曲げてしまうので大変です。
「酔っ払い省」なる期間を冗談半分で作り、法王や宰相まで決めていたとか。
ちなみに皇帝は司祭だったとか。
52歳の時、おぼれる水兵を助けようと11月の川に飛び込み、風邪を悪化させて亡くなりましたとさ。
なんだかコレまでの他の人物よりも
ずいぶんユニークな?感じがします。。。
by rtfk (2011-08-13 08:42)
無くなるきっかけのくだりに素の部分が出ているみたいですね。
根は善人系だったのかも。
ちょっと困ったちゃんの上司はどこにでもいると思いますが、あまりにも
パワーバランスが違うのも大変です。
by punchiti (2011-08-13 14:47)
おはようございます (^^)
「なんか、やりたい放題の御仁だなぁ・・・^^;」と思ったら、
最後のエピソード。こういう人は、憎めないなぁ~と思います。
by やまだ (2011-08-14 09:41)