太陽の化身~ひまわり~ [Livre de fleurs]
ゴッホはたった10年間の画家生活で、数多くの絵を描いたのにもかかわらず、
生前に売れた絵はたった1枚でした。
精神を病んでしまうほどに純粋だった彼が、光を求めて向かった地が、アルルでした。
ここで彼はゴーギャンと共同生活を試みます。
ゴーギャンが到着する日まで、彼の部屋を光で満たそうと、たくさんのひまわりを描きました。
そのうちの1枚が、安田火災海上保険が買い取ったもの。
バブルな頃とはいえ、58億円でしたか?すごい額です。
下世話な話はさておき・・・・
ゴッホはひまわりをアルルで7枚、パリで5枚は描いたようです。
アルルで描いたひまわりは、友人に対する友情と敬意の証だったんですね・・・。
ゴーギャンのひまわりは、暗い色調です。
彼はよく自画像を描きましたが、これも自画像ですね。
静物を描いても人物が一緒に描かれるようですね。
モネのひまわりはきれいです。
こちら。
http://niki310.blog.so-net.ne.jp/2011-07-13-1
生活に窮乏していた時期に描いたものであっても、明るく生命力に満ちた色彩です。
この下の絵はあまり明るくないですが^^;;
クリムトのひまわりは主役ではなくて・・・
どちらかと言えば、ほかの花たちとの調和を楽しんでいるようです。
ひまわりは北アメリカ原産で、ネイティヴアメリカンの食用作物だったのですって。
食用だけでなく、染料にしたり、傷口に塗ったり、髪にオイルをつけたりと・・・万能です!
古代あすてかでは、赤いひまわりがあって、太陽の化身と言われたそうです。
赤いひまわりは現在はメキシコあたりでみられるそうですよ。
ヨーロッパではスペインで初めて栽培されたのです。
そう言えばあのアンダルシアのひまわり畑・・・元祖だったのですね^^
大きな花に見えますが、小さな花がたくさん集まっているのです。
大きな花として虫をおびき寄せるのです。
太陽の動きに合わせて回るのは、花が咲くまでだそうです。
花が咲くとずっと東を向いているとか。
アンデスでは、太陽信仰と結びついて太陽の化身とみなされました。
だから太陽神殿の巫女たちは、ひまわりの冠をかぶっていたのですって。
花言葉は、「あこがれ、崇拝、光輝」。
太陽を見つめることから、「私はあなただけを見つめています」。
夏にぴったりの、見ているだけで元気が出そうな花です。
夏のひまわり、ほんと、うきうきします!
by pocoApoco (2011-08-02 01:22)
亡くなってから評価される芸術家って、多いですよね。ジャンルは違うけど、詩人・宮沢賢治もその一人。それにしても58億円は、凄すぎます。
by シービーちゃん (2011-08-02 07:18)
ひまわりの花を見ていると本当に元気が出ますね!
とっても好きな花です(^^)
by MURAMASA-X6 (2011-08-02 08:07)
ひまわりって元気をくれますよね。好きです。
by トモゾウと茶々 (2011-08-02 09:34)
こんにちは。
クリムトの部分写真、小さい花もとても緻密に描かれているんですね。
by sig (2011-08-02 10:47)
この時期ならではのお花ですね♪
太陽を見つめながら首を振って行く姿は愛おしいです。(^_-)-☆
by sara-papa (2011-08-02 12:06)
ヒマワリに絡む絵やお話は沢山ありますね。
赤いヒマワリは何処かで見かけましたよ。植物園かな?
by 旅爺さん (2011-08-02 12:26)
nikiさん こんにちは^^
当時・・87~88年ごろでしょうか・・
安田火災東郷青児美術館で見ました^^
私もバブルに踊らされた一人です・・Orz
by erucat (2011-08-02 12:53)
作家が違うと花の雰囲気も変わりますね。
興味深いです。
by orange (2011-08-02 13:35)
ゴッホの絵、大好きです。オランダのゴッホ美術館は圧巻でした。ゴッホは油絵が殆どですが、実は線画も沢山描いています。線画では母子を描いた物が好きで、部屋にも飾ってあります。油絵のダイナミックさは全くないのですが、ゴッホの繊細さ、優しさが伝わってきます・・
by akemi (2011-08-02 17:17)
毎回、過ぎ去りし日の大学生時代の講義を受けてる様な
ワクワク感で拝見、学ばせていただいております。
いちいち、勉強に成ります。
by 坊や (2011-08-02 18:13)
いろんな「ひまわり」の絵を楽しめました。
by 水無月 (2011-08-02 18:28)
ゴッホの絵って
ワケもわからず惹かれてしまう。
なぜなんでしょう♪
by ダイナ (2011-08-02 20:23)
向日葵の色は元気をくれますよね♪同じ花でも色彩でイメージ変わってしまうものですね~。青空の下の向日葵畑に行きたいな~☆
by ぱぱくま (2011-08-02 21:24)
ゴッホといえばひまわりですね。
by ねじまき鳥 (2011-08-02 22:48)
ひまわりって元気をくれます。ありがとう!
by 旅人の夢 (2011-08-03 12:14)
ゴッホのひまわりが今も鮮やかなのは、理解ある弟さんのお金で良い絵の具を使ってたからだそうですね。存命中に現在の何分の一かでも評価されていたら彼のココロの苦しみも少しは減ってたのでしょうかね。
by inuneko (2011-08-03 22:15)
私も、ひまわり&ゴッホ、好きですね!
by まぁくん (2011-08-03 23:02)
ゴッホ、生きているうちは1枚しか絵が売れなかったのは
有名な話ですよね。
外国に行くと、美術館に行くのが楽しみになっていますが、
その時はまずはゴッホの絵があるかを確認してしまいます。
ひまわり、アイリスはとても好きな絵です。
by youzi (2011-08-06 17:05)
「ひまわり」と言えば…ビットリオ・デシーカ監督の映画がオススメです。ソフィア・ローレンの演技が泣かせます>niki さん。遅れましたが“泣ける映画”の推奨作品です。
by 扶侶夢 (2012-08-14 11:09)
ゴッホのひまわりは何度みても圧巻で感動しますね。
結構黄色って色は扱いが難しく、ともすれば
絵が下品になりやすい色なんですけど、
全然そんなことないですね。
圧倒的な筆触、同系色でまとめられているのに
すごい存在感、構成。
やっぱりゴッホは早く産まれ過ぎた天才なんですよね。
by sadafusa (2012-08-14 11:50)
タンポポが好きですが、ひまわりも好きな花です。
良いですよね。
なんとなくですけど。
by しし座流星群さめ吉 (2012-08-14 21:40)