火の玉豪傑美女カテリーナ [l'histoires de femmes]
カテリーナ・スフォルツァは、15世紀のフォルリとイーモラの女君主です。
当時のイタリアはいくつかの小国に分かれていました。
傭兵隊長からミラノ公となったスフォルツァ家にうまれた彼女は、まさにその血統を受け継いでいたようです。
14歳で教皇の甥に嫁ぎますが、教皇が亡くなると、反逆者に夫が暗殺されてしまいます。
そして彼女も子供たちとともに囚われの身となってしまうのです。
でも、囚われる少し前、彼女は従者に籠城を命じておきます。
そして、実家に援軍を送ってくれるように使者を送っておいたのです。
城が閉ざされているので、開城するように説得してくると敵に申し出ます。
それを真に受けた敵は、彼女を開放します。
カテリナはそろそろと徒歩で城の門まで行き、門を開けさせると中に入り、
そのまま寝てしまいました。
何かがおかしいと気づいた敵が、城の前で彼女の子供たちを掲げ、門を開けなければ子供たちを
殺すと彼女を脅しました。
しかし彼女は城壁の上に立って敵を見下ろし、
「子供などこれからもいくらでも作れるわ!!」といって、スカートをめくり上げたとか。
そうこうするうちに実家からの援軍が到着して形勢逆転、敵は逃げ去り子供たちは無事でした。
のちに彼女は、8歳年下の小姓と秘密結婚をします。
しかしこの夫が好き放題を始めたために、重心の一人が暗殺してしまいました。
激怒したカテリーナは、暗殺に加担した者たちすべてと、その家族までことごとく処刑してしまいました。
そんな彼女も、イタリア統一を目指すチェーザレ・ボルジャが責めてきたときは、死闘を尽くすも
最後は敗れてしまいます。
一か月も手こずらされた彼女を、チェーザレは「イタリア一の女」と称賛したと言います。
征服ついでに25歳のチェーザレ、37歳にしていまだ妖艶で魅力的なカテリーナも征服したようですw
カテリーナは敗戦ののち、修道院でしずかな余生を送ったそうです。
おはようございます^^)
やはりいつの時代も強きは女性
単純で弱いのはオトコ
そんな気になりますね。。。(^m^)
by rtfk (2011-07-12 08:32)
いつも寝る前に読んでるのですが、今日は、昼休憩に読んでます。
これからも中世ヨーロッパのお話宜しく御願いします。
by nony (2011-07-12 12:44)
rtfk様>>>>腰の低い、気の小さい私には、強くしぶとく、転んでもただでは起きないような豪傑美女が憧れです(笑)
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nony様>>>>いつもありがとうございます。はい、高校生の時からメモって集めておいた中世ネタが尽きるまで、がんばります(笑)
by niki (2011-07-12 15:49)
こんにちわ、ご訪問ありがとうございました
nikiさんちは、美しいブログですね
サイドにあるバラの写真はピエール・ド・ロンサールでしょうか
バラも大好きなんです。
by AKO (2011-07-12 17:03)
AKO様>>>>こちらこそありがとうございます^^
バラは母が育てているものですが、名前はわかりませんでした( ´艸`)
by niki (2011-07-12 17:07)
事実は小説よりも奇なり。。。
ですよね。。。
by ゆうさん (2011-07-12 17:16)
ヨーロッパの歴史に疎いもので、
いつも楽しく読ませてもらってます(⌒▽⌒)
by ぴーすけ君 (2011-07-12 20:02)
カテリーナ・スフォルッアのチェーザレ・ボルジア...塩野七生さんの世界ですね。
この時期のイタリア人とその物語には、興趣が尽きません。
by ナツパパ (2011-07-12 20:25)