カストラート [l'histoires d’hommes]
カストラートとは、ボーイソプラノを保つために去勢された男性歌手のことです。
古くは15世紀からイタリアに存在していました。
カストラートたち。
去勢されたと言えば中国や李氏朝鮮の宦官たちが思い浮かびますが、歌声のために去勢される事もあったんですね。
ファッリネリこと、カルロ・ブロスキ。
18世紀、女性たちを魅了してやまないカストラートであったファリネッリ。
幼いころの事故で去勢されてしまった彼は、兄の書くオペラを歌っていたのです。
兄弟が同じ道を歩けば、お互いへの嫉妬や羨望、不安や不信がたびたびよぎってしまいます。
他人よりも強いきずなで結ばれている分、そういった感情もより強く感じてしまうのです。
とにかく映像は美しく豪華絢爛です。
結局、兄弟は道を分かちます。
実在したカルロ・ブロスキというカストラートがモデルになっています。
女性が舞台に立てない時代だったから、カストラートが活躍したそうです。
日本の歌舞伎も同じ理由で女形が発達したわけですが、歌舞伎役者は去勢されなくてよかったですね;;
カルロ・スカルツィ
18世紀初頭にはカルロ・スカルツィというカストラートもいましたが、多くの称賛を受けた割には、
彼の私生活はほとんど知られていないそうです。
アレッサンドロ・モレスキ
歴史上、最後のカストラートはアレッサンドロ・モレスキ。
「ローマの天使」と呼ばれたそうです。
彼は7歳くらいで手術を受けたようですが、病気だったためなのか歌のためなのかわからないそうです。
スゲ~痛いだろうね(^^;
by (。・_・。)2k (2011-07-20 01:04)
懐かしい!大学の授業でカストラートの事を勉強した後、ちょうどこの映画が上映されたので観に行きました。
映画の中の舞台の様子、授業で習ったのとおんなじだー!って感動したのを覚えてます。
すごい声ですよね。この映画のは合成して作ってるようですが本物を聴いてみたかったです。
by wakana (2011-07-20 21:26)
僕は絶好調ならメゾソプラノ風に歌えました。
今は無理ですけど。
by Hirosuke (2012-01-22 14:37)